建設現場で使用されている足場に「幅木」や「さん」の設置が義務付けられました。墜落防止対策と飛来落下対策が必要となりました。

「労働安全衛生規則(足場等関係)が改正されました」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei26/dl/01.pdf

○労働者の墜落防止措置
単管足場:手すりの高さ85cm以上(現在は75cm以上)とし、高さ35〜50cmに「中さん」(またはこれと同等以上の機能を有する設備)を設置
枠組足場以外
枠組足場:筋違いに加え、高さ15〜40cmの「下さん」か高さ15cm以上の「幅木」を設置
枠組足場

○物体の落下防止措置
高さ10cm以上の幅木、メッシュシートまたは防網(同等の措置を含む)の設置

6/1以前に設置した足場にも法改正は適用されますので、是正が必要です。法改正に伴い、監督署の臨検(パトロール)が行われているようです。

-参考資料-
足場からの墜落防止措置に関する調査研究会「報告書」平成20年10月
http://www.jniosh.go.jp/results/2008/1016/pdf/report1016.pdf
(PDF20.6MB、P12付近、その他様々な実験やアンケートを行っています)

独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
http://www.jniosh.go.jp/

2009.6.15 更新
2008.11.26 作成