掘削時の法面勾配には法的基準があります。
では、砂質土を3m掘る場合の基準はどうなるか?

明り掘削勾配の基準(安衛則)
手堀りの場合→機械掘削でも人が立ち入る場合は手堀りと一緒
掘削勾配
https://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-2/hor1-2-1-2h6-1.html
(安衛則356条)堅くない地山の場合は、75度以下(深さ2〜5m)の場合
(安衛則357条)砂からなる地山は35度以下 or 掘削高5m未満
→3mなので357条は問題なく、356条の適用で75度以下となります
掘削法面
しかし、通常は掘削法面のことを度数では言わず、何割何分で言います。
この75度は、1/tan75゜から、約3分(2分7厘)となりますので、5分でも大丈夫と言うことになります。

注意:最低限厳守すべき勾配なので崩壊が起こらないわけではありません、地山の点検・上載荷重の状態・地下水位の状況など、点検や確認が必要です。

余談:掘削勾配は1mの高さ(深さ)に対する水平距離なので、1:1.2と言うように最初の「1」は』整数で書きます。