建設現場では電子小黒板がかなり普及しましたが、電子小黒板の第2弾と言うべき機能が登場しました。
写真上にコメントやマーキングなどの注釈を書くことが可能になります。しかも撮影後に追加が可能です。
これで鉄筋検査写真でマグネットやビニルホースをかごで持ち歩く必要もなくなります。
先ほど終了した建設システムさんの新ソリューションウェビナーにて、『配筋オプション(仮称)』(配筋検査のマーカーレスを実現)が発表されました。
工事写真にマーキング

背景には2020年2月に更新された「デジタル写真管理情報基準」の新旧対照表
改定内容
今まではJpeg形式のみとされていた写真ファイルが、JpegやTiff等とされ、新たな映像技術への対応とされました。これで動画(Mpeg2・Mpeg4)や今回のようなSVG形式が可能となりました。
SVGはレイヤーを保持することができるので、写真本体+電子小黒板+注釈エリアと分けられ、前2つには改ざん防止がつきますがマーキングエリアにはつかないので、あとで何度でも編集が可能となります。
現場で写真撮影のあわただしいときに注釈を入力するのではなく、あとで落ち着いてマーキングを追加することが可能です。
もちろん鉄筋写真以外にも様々な写真で利用できるでしょう。
あとで黒板あり・なし、注釈あり・なしにすることができます。逆を言えば黒板で何かを隠すことはできなくなりますのでご注意を。

2010年から関与していますが10年でここまで来ました。理想型までもう少しです。