工事を施工する場合、よほどでない限り、必ず近隣住民との接触がある。近隣住民へは工事着手前に工事説明会の実施や、パンフレットやチラシを配布することにより、工事内容の説明を行っている。しかし、工事施工中になると、現場出入口付近の「今週の工事内容」看板で工事予定を知らせる程度で、あまりその後のフォローを実施していない。
現場によっては、万能板(目隠し板)などに進捗状況写真や説明を貼付けて、工事の進捗状況を知らせている場合もあるが、ごく一部である。工事状況が気になる近隣住民は、電話をかけてきたり、足を運んで見に来たりするが、その他のほとんどは、気にかけながらも接触してくることは少ない。
これらの解決策の一つとして、近隣住民などに現場の施工状況を知って頂こうと、現場でホームページを個別に開設するところが増えてきている。また、工事成績評定点項目である「地域への貢献」や「創意工夫」の採点アップとしても有効な手段である。とは言え、ホームページの作成や更新は、それなりに手間と知識がいるものであるため、小規模現場では難しいのが実状である。そこで、簡単にホームページを作成するために、今流行りのブログが有効であることを紹介したい。
ブログとは「ウェブ」上の「ログ」という意味で、簡単に言うとホームページ上に書ける日記である。写真や画像を貼付けたり、メールで投稿することができるため、簡単に近隣へのお知らせホームページ(ブログ)が作成・更新できる。
ブログに週間工程や工事内容、工事の進捗状況などを写真や画像入りで作成し、アドレス(URL)をパンフレットやお知らせチラシに表記して配布すればよい。工事現場の万能板や工事件名板などに掲示してもいいだろう。
●現場ホームページ作成に必要と思われる項目
<これだけは入れておきたい項目>
工事概要、工事名、工期、工事場所、工事数量、発注者、施工者、代表者名(監理技術者)、連絡先、
分かりやすい概要図、工事のメリット、工程表(全体工程、週間工程)、工事進捗状況(説明文と写真)など
<載せた方が良いと思われる項目>
職員・職人紹介、環境対策、交通安全対策、行事、
地域情報(地域との交流や清掃状況、周辺地域のお知らせなど)、クイズ、コラムなど
ブログは簡単に作成できる、とはいうものの、現場にて進捗状況の写真を毎日デジカメで撮影し、パソコンに取込み、ブログに画像をアップして、コメントを書くとなると、それなりの手間であり、毎日の更新は難しくなる。そこでおすすめしたいのが、携帯電話からの投稿である。
職員にとって、現場でちょっとした空き時間は必ずあるはず。その時間を利用して、携帯で現場の写真を撮影し、簡単な工事の状況を添えたメールを発信すれば、ホームページ(ブログ)の更新作業終了である。これなら毎日の更新も大きな手間ではなくなる。
また、ブログの利点はトラックバック(相手へのリンク)やコメントの書き込みが出来ることである。
近隣からの率直なコメントを聞く道具としても活用できる。場合によっては今までと違う年齢層からの意見を聞くことが出来るかもしれない。
工事現場での作業内容を曖昧にする時代は終わったのかもしれない。これからは近隣地域へ納得してもらいながら工事を進めることが大切ではないだろうか。
現場によっては、万能板(目隠し板)などに進捗状況写真や説明を貼付けて、工事の進捗状況を知らせている場合もあるが、ごく一部である。工事状況が気になる近隣住民は、電話をかけてきたり、足を運んで見に来たりするが、その他のほとんどは、気にかけながらも接触してくることは少ない。
これらの解決策の一つとして、近隣住民などに現場の施工状況を知って頂こうと、現場でホームページを個別に開設するところが増えてきている。また、工事成績評定点項目である「地域への貢献」や「創意工夫」の採点アップとしても有効な手段である。とは言え、ホームページの作成や更新は、それなりに手間と知識がいるものであるため、小規模現場では難しいのが実状である。そこで、簡単にホームページを作成するために、今流行りのブログが有効であることを紹介したい。
ブログとは「ウェブ」上の「ログ」という意味で、簡単に言うとホームページ上に書ける日記である。写真や画像を貼付けたり、メールで投稿することができるため、簡単に近隣へのお知らせホームページ(ブログ)が作成・更新できる。
ブログに週間工程や工事内容、工事の進捗状況などを写真や画像入りで作成し、アドレス(URL)をパンフレットやお知らせチラシに表記して配布すればよい。工事現場の万能板や工事件名板などに掲示してもいいだろう。
●現場ホームページ作成に必要と思われる項目
<これだけは入れておきたい項目>
工事概要、工事名、工期、工事場所、工事数量、発注者、施工者、代表者名(監理技術者)、連絡先、
分かりやすい概要図、工事のメリット、工程表(全体工程、週間工程)、工事進捗状況(説明文と写真)など
<載せた方が良いと思われる項目>
職員・職人紹介、環境対策、交通安全対策、行事、
地域情報(地域との交流や清掃状況、周辺地域のお知らせなど)、クイズ、コラムなど
ブログは簡単に作成できる、とはいうものの、現場にて進捗状況の写真を毎日デジカメで撮影し、パソコンに取込み、ブログに画像をアップして、コメントを書くとなると、それなりの手間であり、毎日の更新は難しくなる。そこでおすすめしたいのが、携帯電話からの投稿である。
職員にとって、現場でちょっとした空き時間は必ずあるはず。その時間を利用して、携帯で現場の写真を撮影し、簡単な工事の状況を添えたメールを発信すれば、ホームページ(ブログ)の更新作業終了である。これなら毎日の更新も大きな手間ではなくなる。
また、ブログの利点はトラックバック(相手へのリンク)やコメントの書き込みが出来ることである。
近隣からの率直なコメントを聞く道具としても活用できる。場合によっては今までと違う年齢層からの意見を聞くことが出来るかもしれない。
工事現場での作業内容を曖昧にする時代は終わったのかもしれない。これからは近隣地域へ納得してもらいながら工事を進めることが大切ではないだろうか。