現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2006/01

建設ブログのポータルサイト【建設ブログ】

建設総合ブログは一時休止中です。建設系サイトポータルとして、「建設ブログ」を公開いたしました。
http://www.edita.jp/kenblog/

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建設総合ブログ以前、工事現場におけるブログの有効利用について書きましたが、 (http://const.livedoor.biz/archives/50298507.html) 1月26日に有限責任中間法人 建設情報化協議会(CIC)より、ブログを利用した「建設総合ブログ」を4月から開始すると、発表がありました。 建設情報化協議会HP http://www.const-ic.com/ 記者発表資料 http://www.const-ic.com/20060125press.pdf また、昨日まで行われていた、CALS/EC MESSE 2006でも、展示がありました。 建設総合ブログの内容としては、 ・ホームページにブログ(Blog)を利用するため、維持・更新が手軽にできる。 ・対象は建設企業、団体、材料工法普及協会から工事現場など。 ・RSSを用いて、ポータルサイトを設け、更新情報を集約。 ・利用料金は月額1500円からと、非常にリーズナブル。 ・デザインなど、初期から用意されているうえ、別料金にてカスタマイズが可能。 ・建設ブログを現在利用している場合、ポータルのみの利用も可能。 ・ブログ自体は使いやすいMovableTypeのニフティ・ココログを使用。 利用料金の安価さと、ポータルサイトによる集約があることにメリットがあるのではないでしょうか。(3月までに申し込むと6月まで無料とのこと。) ※ポータルサイトとは、ブログの新着情報を集約するほか、ジャンル別にブログを整理するサイト。 ポータルサイト例 Myblog japan http://myblog.jp/ e+エンタメブログ&サーチ http://blog.eplus.co.jp/urakata/

伝授!!「現場必須のPC技10選」 (CALS/EC MESSE2006 セミナー)

CALS/EC MESSE 2006最後のセミナーは、
株式会社建設システムの
伝授!!「現場必須のPC技10選」
-現場で使えるデータ管理スキル養成講座-。

私見的に要約させて頂くと、
○見やすい提案性の高い文書作成
Excelを使用するのではなく、WordやPowerPointを用いて、各ソフトのデータを貼付けることにより、閲覧性の高い文書を作成することができる。
○写真データの整理方法について
一昨日にデジタル写真管理情報基準(案)が改訂され、撮影年月日が条件付き必須から、必須となった。また、写真の編集についても、明るさや回転についてはOKであったが、編集について一切不可能になった。しかも、適用時期が平成18年1月以降の、しかも納品物から義務づけられている。現在では、Exifを認識しておく必要がある。
工事用デジカメについては、RICOH、コニカミノルタ(デジカメ撤退表明済み)、FUJIフィルムの3社から発売されている。
圧縮率については、各デジカメで撮影してみて、計算する必要がある。
EXIF情報情報を用いたファイル名変換ソフトを使用すると、容易にリネームすることができ、さらに日付や工種名のフォルダを作成し、整理すると良い。
デキスパート写管屋では、EXIFの撮影日時を管理項目の撮影年月日に変換することができる。
九州ではEXIFが抜けている場合は、写真を受取らなくなっている。
エクスプローラで写真の撮影日などを表示する場合、詳細表示設定にて、表示する項目を選択する必要がある。また、この設定をしてもみられない場合は、CDのプロパティで「CD書込みを有効にする」のチェックをはずす必要がある。

最後に「IT化は現場を効率化させる道具の一つであり、現場第一である」と言われていましたが、私も同感である。
皆、現場第一を理解しているのに、なぜできていないのであろうか?不思議である。

「情報セキュリティの基本とJV現場ネットワーク」 (CALS/EC MESSE2006 セミナー)

190523de.JPG






続いてのセミナーは、実務者セミナー「現場におけるCALS/ECの実践」として、(社)日本土木工業協会 CALS/EC部会 企画WGサブリーダ 白石氏による、「情報セキュリティの基本とJV現場ネットワーク」を聴衆致しました。

○JV現場ネットワーク
JV現場ネットワークの構築と運用ガイドライン」を業界として最低限守らなければならないルールやモデルを公開。
2004年度アンケート結果より、認知度が少なかったため、技術レベル・運用レベルを見直し、第2版を2005年に公開。

○情報セキュリティの基本
上記ガイドラインの利用者編として、公開。
ウィルスに対する注意事項や、対策ソフトのパターンファイル更新。
パスワード管理、付箋やノートに記載しない。
公私混同は禁物。私物パソコンを会社ネットワークに接続しない。
安易にフリーソフトをインストールするのは危険。

今回、聴衆できなかった方々のために、
3月8日13:30より青山で開催される東京建設業協会主催の講習会でも、
ほぼ同様な講習会が実施されるとのことです。
詳細は→ http://www.token.or.jp/school/index.html

受注者にとっての効率的な事前協議の進め方とは (CALS/EC MESSE2006 セミナー)

本日も、CALS/EC MESSEに来ている。
最初のセミナーは、
大林組の関連会社であるオーク情報システム ビジネスサポート部 課長 杉浦氏による
「受注者にとっての効率的な事前協議の進め方とは」
 −受注者の負担軽減をテーマにした事例解説−
を聴衆しました。

私見的に要約させて頂くと、

電子納品を始めるには、
電子納品対応ソフト・書類の電子化、整理方法、CAD化の対応、現場内のネットワークなどと思いがちであるが、それより先に必要なのが「事前協議」である。

受注者としても、電子納品が最後どんな形になるのかを描いてから、事前協議を行う必要がある。
しかし、電子納品未経験者としては、難しいため、以下のことに注意する必要がある。

電子納品は大きく分けて、書類・写真・図面がある。
・写真については、様々なソフトも発売されているため、ほぼ問題はなくなっている。
・書類については、納品する書類の範囲と、そのファイル形式を決める必要がある。
・図面については、受領方法、納めるファイル形式などを決める必要がある。

これらの答えは、国交省からだされている、「電子納品ガイドライン(土木工事編)」に書かれている。
都道府県レベルについても、ガイドラインを出し、電子納品の範囲を明確にしていることろもある。
図面のファイル形式についても、受領形式毎に対応が記載されているなど、
色々と細かくポイントが書かれているので、良く読めば最終形を考えることができる。

CALS/EC MESSE 2006 パネルディスカッション

CALS/EC 2006 シンポジウム パネルディスカッション
「受発注者双方のメリットを生むCALS/ECの仕組みと運用のゆくえ」
を聴衆して参りました。

ディスカッション参加者は、
 国土交通省大臣官房技術調査課課長補佐
 大阪府土木部事業管理室参事建設CALSグループ長
 (社)日本土木工業協会CALS/EC部会部会長
 (社)建設コンサルタンツ協会情報部会CALS/EC委員会CAD専門委員会委員長
 (社)全国建設業協会CALS/EC情報交換会委員

パネルディスカッション








ディスカッションの前に、各メンバーから数分程度の講演がありましたが、その中で、国土交通省大臣官房技術調査課課長補佐より、CALS/ECの次期アクションプログラムの紹介がありました。
内容は変更の可能性があるとはいえ、かなり明確化されてました。

ディスカッションそのものは、CALS/EC全体についてというより、電子納品(情報共有)についてといった感じでした。

話の中心は以下の2点、
1.維持管理フェーズでのデータ利用を明確化し、電子納品の目的を再考する。
2.目的をしっかり持って、現場が役立てば、自ずと利用が進む。
といった感じでした。
最後の方に、電子検査についてディスカッションされていましたが、このディスカッションで時間を割くような内容ではありませんでした。

詳細として、1.は、
現在のプロセスのとらえ方が、設計・施工のみであるため、目的が明確化されていない。
社会資本の維持・管理を含めたライフサイクル全体を考え、その目的を明確化する必要があるといったことであった。

2.は、
現在の要領・基準が、その目的に沿っていないため、現場で苦労してデータを作成しても、やりがいがない。
2重・3重提出があとをたたず、電子納品しても、担当者がCDの中身を見もしない、などがあるため、確かに現場としては、無意味な物という認識が多い。
工事を施工している業者のうち、ほとんどを占めている中小企業の現場でも、目的が明確化され、やりがいが出れば、現場のCALSも進むという意見であった。

他業種のように、建設業はこの10年、生産性が上がっていないため、このCALSによって、生産性を向上させる必要がある。

ディスカッションの中で、当ブログの標題でもある「現場主義」という単語が、数回、登場しておりました。
私個人の意見としても、まさにこの「現場主義」で、このCALSに携わる、多くの人間は「現場」なのである。現場が止まれば全てが止まる。
理想と現実、このかけ離れを問題として、現実に近い理想を明確化し、その理想に現実を近づけて行くことが、問題解決となるのではないかと、個人的に思います。
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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