現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2007/01

低価格入札・特別重点調査とは

昨年12月に「緊急公共工事品質確保対策」が発表され、新聞各紙が賑わいましたが、特別重点調査について簡単にまとめさせて頂きます(総称して「施工体制確認型総合評価方式」と呼ばれています)。

緊急公共工事品質確保対策について(国土交通省技術調査課)
http://www.mlit.go.jp/tec/nyuusatu/keiyaku/181208/index.html

緊急公共工事品質確保対策.JPG
国土交通省における緊急公共工事品質確保対策 概要[PDF:25KB]
総合評価の拡充等[PDF:17KB]

具体的な対策は、上記のPDFの通り5項目追加されています。
 (1)総合評価方式の拡充
  ・今まで10~50点だった技術提案加算点を10~70点に
  ・さらに施工体制評価点30点を追加
 (2)品質確保ができないおそれがある場合の具体化
  ・審査基準の「品質確保ができないおそれ」を明確にした
 (3)一般競争参加資格として必要な同種工事の実績要件の緩和
  ・実積年数が過去10年から最大過去15年まで緩和
 (4)入札ボンドの導入拡大(市場による与信審査を通じて資力信用をチェック)
 (5)公正取引委員会との連携強化

特別重点調査とは
「品質確保ができないおそれがある場合の具体化」として、
予定価格2億円以上の工事で、
入札価格が調査基準価格(※)を下回り、
かつ、品質確保のための体制その他の施工体制が著しく確保されないおそれのある価格(※)の時、
・入札参加者が作成した積算内訳書が、品質の確保がされないおそれがある極端な低価格での資材・機械・労務の調達を見込んでいないか、
・品質管理体制、安全管理体制が確保されないおそれがないか
を調査するもの。

※調査基準価格:予定価格の2/3~85%の範囲で定めるもの
※品質確保のための体制その他の施工体制が著しく確保されないおそれのある価格:
 直接工事費で75%、共通仮設費で70%、現場管理費で60%若しくは一般管理費で30%

特別重点調査で、具体的な提出資料は以下の通りです。
 1.当該価格で入札した理由
 2.積算内訳書(兼)コスト縮減額算定調書
 3.内訳書に対する明細書(兼)コスト縮減額算定調書
 4.一般管理費等の内訳書
 5.VE提案等によるコスト縮減額調書
 6.下請予定業者等一覧表
 7.配置予定技術者名簿
 8.手持ち工事の状況(対象工事現場付近)
 9.手持ち工事の状況(対象工事関連)
 10.契約対象工事箇所と入札者の事務所、倉庫等との関係
 11.手持ち資材の状況
 12.資材購入予定先一覧
 13.手持ち機械の状況
 14.機械リース元一覧
 15.労務者の確保計画
 16.工種別労務者配置計画
 17.建設副産物の搬出地
 18.建設副産物の搬出及び資材等の搬入に関する運搬計画書
 19.品質確保体制(品質管理のための人員体制)
 20.品質確保体制(品質管理計画書)
 21.品質確保体制(出来形管理計画書)
 22.安全衛生管理体制(安全衛生教育等)
 23.安全衛生管理体制(点検計画)
 24.安全衛生管理体制(仮設設置計画)
 25.安全衛生管理体制(交通誘導員配置計画)
 26.誓約書
 27.施工体制台帳
 28.過去に施工した同種の公共工事名及び発注者
様式は、各発注者のサイトに掲載されています。
中国地方整備局はこちら
http://www.cgr.mlit.go.jp/hattyu/koukoku/koukoku/teinyuu/list.htm

ブログ移行ソフト「ブログ引越し」

ブログの移行に便利なソフトがサイバーリンクトランスデジタルから安価で発売されています。その名は「ブログ引越し」。
http://software.transdigital.co.jp/products/blogcopy/index.htm

ブログ引越し.JPG

対応しているブログは下記ページから。
http://software.transdigital.co.jp/products/blogcopy/blog.htm

これなら、納得いかないブログサービスから簡単に移行できそうです。

JACIC CALS/EC理解度チェックソフトなど

CALS/EC MESSE 2007に行ってまいりました。

JACIC/SCOPEのCALS/EC体験ブースで、「CALS/EC理解度チェック」を体験しましたが、結果は初級編(左)が90点、上級編(右)が58点。
理解度チェック.JPG
合格ラインは60点ですので、上級編は不合格でした。写真の時計は、合格点獲得の景品です。
CALS/EC理解度チェックソフト 2006年度版 販売価格 9,980円(税込)

電子納品保管管理システム」も見ることができましたが、XMLファイルが1.5MB以上のときはWeb上で閲覧することができないそうです。機能は、無償公開されているだけあって、最低限といったところでしょうか。

他のブースでも、ノベルティを色々といただきました。
ダットジャパン.JPG 建設システム.JPG
左はダットジャパンの「北海道限定じゃがポックル」、右は建設システムの「野帳」と「ストラップ型ボールペン」など。

「メトロ副都心線」に名称決定

昨日24日に、東京メトロ13号線の名称が「メトロ副都心線」に決定したという情報をいただきました。
名称の理由は、副都心である池袋・新宿・渋谷を通るからのようです。

東京メトロサイト
http://www.tokyometro.jp/sinsenkensetsu/13/index.html

建設中.jpg

駅名も以下のように正式決定しました。
「雑司が谷」、「西早稲田」、「東新宿(仮:新宿7丁目)」、「新宿三丁目」
「北参道(仮:新千駄ヶ谷)」 、「明治神宮前」、「渋谷」
平成20年6月頃開通予定。
現在、有楽町新線として通過している「千川」、「要町」についても供用開始。

渋谷駅の地下駅工事を現在施工していますが、東急東横線への乗入は平成24年の予定で、みなとみらい線まで乗入れる予定のようです。

クセロのPDFソフト「瞬簡PDF」が無料公開

PDF作成ソフトのクセロ「瞬簡PDF」から無償版が登場しています。完全無料版は「瞬簡PDFゼロ」。

クセロPDF.JPG http://xelo.jp/xelopdf/

有償版との機能の差は下記サイトで確認できます。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/writing/se417415.html

【有償版の製品「瞬簡PDF」との違い】
●本ソフトウェアを使用する際、一定の間隔で標準 Web ブラウザを用いた広告ページが表示されます。
●上記の通り広告ページを表示するため、インターネットへの接続が必要となります。本ソフトウェアは、インターネットに接続されていないコンピュータではご利用いただくことができません。

有償版は2980円です。
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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