現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2009/02

【SketchUp】「フォローミー」機能でトンネルを描画

Googleスケッチアップのフォローミー機能をご紹介します。

この機能を利用すると、通常直線上に断面を伸ばすことができる「プッシュ/プル」をあるライン上で動かすことができます。

例として、トンネルの線形を簡単に書いてみました。

1.適当にトンネル断面を書きます。
フォローミー
2.トンネルの線形を3次元で書きます(適当に書いていますので、カーブも適当です)
フォローミー
3.トンネル断面を線形のスタートに移動します
フォローミーフォローミー
4.「ツール」→「フォローミー」をクリックし、トンネル断面を選択して移動すると、断面が線形なりに伸びていきます。
フォローミーフォローミー
5.完成
フォローミーフォローミー
トンネル内部に入ることができます。また、着色することにより、雰囲気を出すことも簡単です。
フォローミーフォローミー
ここまでの作業は3分もかかりませんでした。このフォローミー機能をうまく利用することで、複雑な構造物も簡単に書くことができます。

【AutoCAD】XY座標値を引出寸法線で一緒に表示する方法

AutoCADLTの図面から座標値を取得して測量するような工事も多いかと思いますが、XY座標値を旗揚げのように引出寸法線で、しかもXY一緒(並列・直列)に表記することができるマクロがあります。

AutoCADLTの場合、座標値を寸法線で描こうとすると、下記のようにX軸とY軸が別々になってしまいます。
標準機能
が、マクロを使用するとアイコンをクリックして、点を指定すれば、下記のような旗揚げ(引出)寸法値として座標値が描かれます。
座標値表示

参考にさせていただいたのは、400万アクセスを誇るAutoCAD掲示板で有名な「mura's home」。
左側の括弧付き直列標記は下記のページを参考にさせていただきました。
http://www.mura.sh/bbs/wwwbbs.cgi?print+200302/03020007.txt

^C^C_id;\$M=;;_ucs;w;_leader;@;\;($M=$(rtos,$(index,0,$(getvar,lastpoint)),2,$(getvar,dimdec)),$(rtos,$(index,1,$(getvar,lastpoint)),2,$(getvar,dimdec)));;
(右側が表示できていませんので、トリプルクリックで上記の行を選択してからコピーしてください)

右側の並列標記は下記ページからの引用です。
http://www.mura.sh/bbs/wwwbbs.cgi?print+200604/06040086.txt
^C^C_id;\$M=;;_ucs;w;_leader;@;\;X=$(rtos,$(index,0,$(getvar,LASTPOINT)));Y=$(rtos,$(index,1,$(getvar,LASTPOINT)));;ucs;p;


コマンド

このマクロをアイコンに設定する方法は下記のとおりです(手元にあるLT2006とLT2000の場合)。
LT2006の場合
1.アイコンエリアで右クリック→カスタマイズ
2.コマンド一覧にある新規作成をクリック
3.プロパティ欄にあるマクロ内に上記のコマンドを貼付
4.名前とアイコンを適当に設置(寸法線併記など)
カスタマイズ
最後に作成したコマンドを寸法記入ツールバーへドラッグアンドドロップしてOK。

LT2000の場合
1.アイコンエリアで右クリック→カスタマイズ
2.コマンドタブ内、分類内にあるユーザ定義をクリック
3.コマンド内のユーザー定義ボタンをドラッグして任意のツールバーへドロップしクリック
4.ボタンのプロパティが表示されるので、マクロに上記のコマンドを入力し、名前とイメージを選択して摘要

Adec'kさんのページも参考にさせていただきました。

【電子納品】新しい電子納品要領・基準解説セミナー資料

CALS/EC MESSE 2009にて開催されたセミナーの資料がJACICから公開されました。
新要領・新基準解説セミナー
ダウンロードページ
http://www.cals.jacic.or.jp/event/messe/download.html

CALS/EC入門セミナー
・「1」からわかるCALS/EC
・「1」からわかる電子納品
・「1」からわかる情報共有

受注者のための電子納品新要領・新基準解説セミナー
・納品要領(土木設計業務、工事)・基準(CAD、デジタル写真)編
・道路工事完成図等作成要領編

【電子納品】電子納品の場合、提出(頻度)は撮影頻度になります

電子納品のデジタル写真管理情報基準(案)で、
「代表写真」、「提出頻度写真」、「撮影頻度」
の取扱が難しく感じますが、国土交通省(国総研)Q&Aや千葉県のサイトには以下のようにあります。

千葉県「電子納品における工事写真の提出頻度について」
1.提出頻度とは、紙で提出する場合の考え方です。(提出頻度=アルバムに張る写真、その他についてはネガのみを提出)
2.電子納品する場合は、提出頻度=撮影頻度となります。 

国土交通省(国総研)CALS/EC電子納品に関する要領・基準Q&A デジタル写真管理情報基準(案)
P-20
現在の「写真管理基準(案)」(旧建設省)では、工事写真の撮影に関して、提出頻度と撮影頻度が設定されており、撮影箇所一覧表で明記されています。しかし、工事写真帳の整理については、提出頻度を標準とするとなっており、撮影頻度分は、原本(ネガ)は提出するが、工事写真帳の整理は不要となっています。電子納品の場合は、提出頻度分のみを[PHOTO]フォルダに格納するのか、それとも撮影頻度分も格納するのでしょうか。もし、提出頻度分のみを格納することになるのなら、撮影頻度分の原本(ネガ)の提出はどの様に行えばよいのでしょうか。
[PHOTO] フォルダには、「撮影頻度」の写真データを格納してください。「写真管理基準(案)」では、「提出頻度」の写真は「撮影頻度」の写真の中に含まれます。「撮影頻度」の写真は、「写真管理基準(案)」の撮影箇所一覧表に示されている頻度(時期)にしたがって撮影される写真です。一方「提出頻度」の写真は、請負者が「撮影頻度」に基づき撮影した写真のうち、工事写真帳として貼付整理し提出する写真を指しています。(H15.6.2)

私なりに整理いたしますと、以下のようになります。

代表写真:ダイジェスト版のようなイメージ
提出頻度:工事写真帳として提出する頻度で、電子納品の場合は全て(撮影頻度)の写真が該当
撮影頻度:工事において最低限必要な撮影写真


【安全】バックホウの運転席は整理整頓しましょう

バックホウやラフタークレーンなどの運転席は、
不要資材を置かず、整理整頓に心掛けましょう

不要資材
不要資機材や空き缶などのゴミが足元に転がると、万が一の時に誤操作に繋がる恐れがあるためです。また、自動車と同様、スリッパでの運転も危険ですので行わない方が良いでしょう。

下記のとおり、可能性ですが事故事例もあったようです。
九州地方整備局管内における 工事事故事例の紹介(PDFファイル)
「運転席の足元に異物が存在し,それが操作レバーの不具合を生じさせた可能性があるとの指摘があった(運転席周りの整理整頓に不備)。」
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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