現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2010/01

USBケーブル1本で接続できる小型液晶モニタ

IOデータから発売されている「USB接続で、どこでもマルチディスプレイ LCD-USB7X」を先日購入。
小型で持ち運びも便利、USBケーブルのみで接続できるので、商談時のプレゼンなどにも利用可能です。

商品詳細
http://www.iodata.jp/product/lcd/wide/lcd-usb7x/

商品の購入は、ワケありシリーズで最近話題の「ioPLAZA 楽天市場店」。
この商品は、大型電気店で1万円前後でしたが、こちらのワケありで、4980円。送料を含んでも半額近くで入手することができました。
ioPLAZA 楽天市場店

私の場合、メインディスプレイすべての領域を仕事に利用し、今回購入したサブディスプレイでテレビ画面を見ています。
USB接続液晶モニタ
これで、仕事もはかどることでしょう。

【土木遺産】東京湾に残る第一海堡と第二海堡

東京湾には人工島がいくつかあり、その中でも有名なのが、アクアラインの木更津人工島(現在の海ほたる)ではないでしょうか。
しかし、これは最近の話で、東京湾横須賀沖から富津沖にかけて、「海堡」と呼ばれる海上の要塞として明治・大正時代に建設された人工島があります。「海保」ではなく「海堡」と書き、「かいほ」や「かいほう」と読みます。

東京湾には、富津沖から第一海堡第二海堡第三海堡と人工島が建設され、猿島とあわせて、一列に並んだ防御施設として、砲台などが設置されていました。
Wikipedia「海堡」
海堡全景浦賀水道航路

観音崎灯台から見た第一海堡。
第一海堡
より大きな地図で 海堡 を表示

同じく、第二海堡。改修工事を行っている様子をうかがうことができます。
第二海堡
より大きな地図で 海堡 を表示

第三海堡は、関東大震災にて崩壊し、そのまま撤去できずに長期間放置されていましたが、浦賀水道航路に接近しているため、海難事故防止を目的に、2007年に撤去工事を完了したため、現在では見ることができませんが、国土交通省のサイトで3Dを見ることができます。
第三海堡

現在の人工島築造工事とは工法や材料が全く異なりますが、当時の技術を見ることができる、すばらしい土木遺産のひとつです。

関連記事
見学に行ってきた。「第二海堡に行ってきた」
東京湾海堡ファンクラブホームページ

昭和6年のコンクリート標準示方書などが公開(土木学会)

土木学会のサイトで、1931(昭和6)年公開された初の鉄筋コンクリート標準示方書を筆頭に、昭和26年版(1951.6)までの示方書および同解説の全文をPDF形式で掲載されています。

標準示方書
コンクリート標準示方書ライブラリー
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/spec/con_spec/index.html

こちらは、昭和6年の鉄筋コンクリート標準示方書解説から「ワーカビリティ」に関する項目。当時は、「ウオーカビリチー」だったんですね。
ワーカビリティ

東京スカイツリー建設中!274m

昨年8月に「スカイツリー建設中110m」の記事を掲載しましたが、すでに270mを超え、東京ミッドタウンや東京都庁を超え、都内で二番目の高さとなっています。あとは333mの東京タワーと296mの横浜ランドマークタワーのみとなっておりますが、634mが目標であるスカイツリーにしてみれば、半分以下の高さです。
スカイツリースカイツリー
広角レンズを利用して、ギリギリ全体が1枚に納まりました。右側の写真は、水面に映るスカイツリー。
274m河川改修
近接する河川の改修工事や、複合都市の建設工事も着々と進んでいます。

スカイツリー建設中110m
http://const.livedoor.biz/archives/51699523.html

首都圏外郭放水路(国交省関東地整江戸川河川事務所)

最近、ドラマや映画、プロモーションビデオなどで良く使われている地底神殿・地下宮殿のような「首都圏外郭放水路」の調圧水槽を見学してきました。
調圧水槽01調圧水槽03
この調圧水槽の大きさは、長さ177m、幅78m、高さ25m。見学ではその一部しか歩けませんでしたら、写真からも大きさを見て取っていただけるかと思います。当日は、奥でPV撮影を行っておりました。

首都圏外郭放水路の位置はこのような感じで、埼玉県にありますが、目の前は茨城県と千葉県になります。
02_位置図
1947年のカスリーン台風で利根川の栗橋付近で堤防が欠壊し、出水した河川水がこのあたりを経て、東京湾まで流れ着いたほど、標高の低いエリアが続いています。
以後、この放水路完成まで、たびたびの浸水被害に見舞われていたため、中川・倉松川・大落古利根川等周辺河川の増水時、洪水を防ぐため流量容量を超えた水を貯留し、江戸川に排水する地下放水路を国道16号線の直下に整備したものです(概要はこちら)。

外郭放水路の排水機場は、龍Q館(ネーミングの由来はこちら)と名付けられ、見学できるスペースになっています。
01_外観案内図龍Q館案内
操作室はこのような感じで、洪水時には、奥のスクリーンにすべての情報が表示されるようです。
操作室操作盤
地上には、地下放水路を掘削したシールドマシンとほぼ同じ大きさのカッターフェイスに見立てた時計や、調圧水槽の上はグラウンドに。
シールドカッター時計地上全体写真
また、見学途中に立ち寄った屋上からは、筑波山や富士山がきれいに見えます。
筑波山富士山
その後、階段を下りて調圧水槽に入りますが、段数は思ったほどでもなく、階段も広めでしたので、ゆったりと上り下りすることができます(上りはさすがに息が切れましたが)。
調圧水槽02調圧水槽04
第1立坑階段
奥に見えるのは、地下放水路と接続されている第1立坑。
龍Q館には、分かりやすい模型があるので、仕組みや動きを理解することができます。
模型(ポンプ)模型(全体)

このような土木技術の上に、国民の生活が守られていることをアピールするすばらしい見学会でした。見学会のメンバーも、一般の方々が多く訪れているようです。
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

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