現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
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2013/08

八ツ場ダム関連事業:上部工施工中の湖面1号橋(仮称)

こちらも八ツ場ダム関連事業として施工されている(仮称)湖面1号橋。
湖面1号橋アップ2

八ッ場ダム完成時に湖面上に浮かぶ湖面○号橋は1号から3号の3本あります。
民主党政権誕生の時、よくメディアに取り上げられ たのが湖面2号橋(不動大橋)、そして付け替え国道145号線の湖面3号橋(丸岩大橋)、この2橋はすでに開通しています。
湖面2号橋4 湖面2号橋3
(湖面2号橋、不動大橋)
施工中はこちら
http://const.livedoor.biz/archives/51778256.html

最後になった湖面1号橋は以下の写真の様に、上部工が施工され、最後の詰めに入っています。
湖面1号橋アップ4 湖面1号橋

この橋は、三平代替地と打越代替地を接続する県道で、国道145号線八ツ場バイパスと新しい川原湯温泉街を結ぶ橋となります。 
湖面1号橋3 湖面1号橋2
不動大橋から見た湖面1号橋、完成予想図と照らし合わせると、どこまでが湖になるかが良く分かります。
湖面1号橋1
眼下には、水没する箇所にあった旧やんば館が見えます(緑の屋根)。

こちらは新旧川原湯温泉駅。
新川原湯温泉駅 現川原湯温泉駅
左は施工中の新河原湯温泉駅、右は現在の川原湯温泉駅になります。
川原湯温泉7

新しい川原湯温泉街と湖面1号橋を模型で見るとこんな感じです。
模型7 模型6

こちらの写真は、八ツ場ダム建設に伴い、新しく掘られた川原湯温泉新湯源泉。源泉では足湯が無料で利用できます。
川原湯温泉6 川原湯温泉5
川原湯温泉4 川原湯温泉2

関連記事
「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年1月)
http://const.livedoor.biz/archives/51778256.html
道路整備工事が進んでいる「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年11月)
http://const.livedoor.biz/archives/51923705.html 

八ツ場ダム関連事業:国道145号線八ツ場バイパス「長野原めがね橋」

先日、信越本線の「めがね橋」を紹介しましたが、
http://const.livedoor.biz/archives/52145512.html

こちらは「長野原めがね橋」。現国道145号線がダムに沈むため、付け替え道路として新設されたものです。
めがね橋1 めがね橋JR
アーチ橋が2連になっており、北側にはJR橋梁のアーチ橋も見ることができます。

早々に完成していましたが、湖面3号橋(丸岩大橋)などの完成により、開通となりました。
湖面3号橋(丸岩大橋)

丸岩大橋の由来となった丸岩はこちら。
湖面2号橋2

八ツ場館の模型だとこんな感じです。
模型3


より大きな地図で 長野原めがね橋 を表示

八ツ場ダムカレー登場、「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2013年8月)

八ツ場ダムによる影響と地域崩壊等の対策として、地域振興と活性化を図る目的で設けられたのが、この道の駅「八ツ場ふるさと館」です(2013年4月27日オープン)。
模型5 IMG_7103
公式ページ
http://yambamichinoeki.com/

ここでは、産直の野菜やおみやげ、コンビニや足湯があり、不動大橋まで数分歩けば、きれいな景色を見ることができます。
湖面2号橋3

奥の食堂では、 名物(?)「八ツ場ダムカレー」を食べることができます(右の写真はダムカレーの食べ方)。
IMG_7071 IMG_7068
八ツ場ダムカレーは、ダムカレーと違って、ダムの堤体はお米ではなく、別途駆体が作られています。
他のメニューはこんな感じで、食事することができます。お昼時には満席でした。
IMG_7072 IMG_7069

八ツ場館もこちらに移動し、模型もこちらに移動していました。
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/chiiki/yanbakan.htm
模型2 模型4
(左は長野原草津口駅近辺、右は道の駅近辺)

そして、ダムサイトの現況は、民主党政権時に数年間止まっていたため、何も変わらずの状態でした。
堤体2 堤体3

ダム堤体を模型で見るとこんな感じになります。
模型8 イメージ図
http://www.pref.gunma.jp/06/h5210001.html

平成25年度末で、全体事業進捗率は83%。
http://www.pref.gunma.jp/06/h5210024.html
進捗率
付替道路や、バイパス道路も一部を残してほとんどが開通となっています。
http://www.pref.gunma.jp/06/h5200008.html
道路進捗

八ツ場ダム工事事務所ページ
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/ 

関連記事
「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年1月)
http://const.livedoor.biz/archives/51778256.html
道路整備工事が進んでいる「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年11月)
http://const.livedoor.biz/archives/51923705.html  

温泉水を中和、エメラルドグリーンの上州湯ノ湖(品木ダム)

西の河原公園を流れる湯川は、草津の温泉がそのまま流れ込んでいます。
西の河原公園1西の河原公園2

ご存じの通り、草津温泉のpHは2〜3という強酸性で、釘も溶かすことができます。
湯畑1 湯畑2
白根山は硫黄を多く含んだ火山で、しみこんだ雨水が強酸性の水として、温泉や河川に流れ込んでいます。以前は、魚も住むことができない「死の川」と言われていたそうです。 
また、八ツ場ダムが完成したら、この水を浄水したものを飲むのかなぁと言う話しがとなりから聞こえてきました。実は八ツ場ダムの完成に係わらず、少なからずともこの温泉水を東京圏の方は口にしています。

湯川は利根川水系の吾妻川に流れ込むため、強酸性のままでは、農作物や飲料水に影響があります。そこで、白根山から流れる湯川の他、谷沢側・大沢川には、毎日60tという量の石灰水が投入され、河川の水を中和しています。
中和のしくみ
品木ダム水質管理所より http://www.ktr.mlit.go.jp/sinaki/index.htm
水質管理所

さらに、下流側には、品木ダム(上州湯ノ湖)と言うダムがあります。このダムは、通常のダムの目的とは異なり、河川水を中和したときに発生する中和生成物を沈澱させるためにつくられました。
品木ダム12 品木ダム11
色はエメラルドグリーンで、沈殿物などの堆積物を浚渫する工事が行われています。
品木ダム06 品木ダム05

品木ダムに掲示してある看板を読むと良く分かります。
品木ダム09 品木ダム08
品木ダム10 品木ダム07

上流側から眺めると、きれいに色が変わっているのが分かります。
品木ダム15 品木ダム16





120年以上前につくられた「めがね橋」(信越本線、碓井第三拱橋)

長野行き新幹線(北陸新幹線)の開通と同時に廃止された信越本線の横川〜軽井沢間。
この区間には、土木遺産として有名な「碓井第三拱橋(碓井第三橋梁)」(通称めがね橋)があります。
このめがね橋は、現存する煉瓦づくりの橋の中では国内最大規模で、重要文化財にも指定されています。
めがね橋(2) めがね橋(3)

めがね橋(6) めがね橋(5) 
明治時代にこれだけの土木構造物をつくることができが技術って、やはりすばらしいです。

廃線となった現在、「アプトの道」という名前で、横川駅から各トンネルやめがね橋を超えて、旧熊ノ平駅まで遊歩道として整備されています。
めがね橋(16)

めがね橋(11) めがね橋(13)

めがね橋(7) めがね橋(9)

めがね橋(15) めがね橋(20)

めがね橋の付近には、駐車場が2箇所整備され、駐車場からは遊歩道を経由して、めがね橋の上まで登ることができます。
めがね橋(19) めがね橋(22)

めがね橋(1) めがね橋(21)


より大きな地図で めがね橋 を表示
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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