現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2015/03

(参考)首都高塗装塗替え火災事故再発防止委員会資料

首都高速道路にて2回にわたって塗装塗替え工事における火災事故が発生し、営業路線にも影響がありましたが、2回同じような事故が続いたと言うことで、事故再発防止委員会が行われています。

首都高速道路のサイトには、その資料が掲載されています。
http://www.shutoko.co.jp/company/enterprise/road/recurrence-prevention/ 
首都高火災事故

なぜ事故は起こってしまったのか、そして防ぐためには何が必要だったのか。

現在のところ、当面の再発防止策としてまとめられていますが、安全教育の資料等にも参考になると思います。

【開通記念】首都高速中央環状線山手トンネルを全線走行

首都高速道路中央環状線山手トンネルが全線開通したので、さっそく走行してみました。
山手トンネル18km

中央環状線王子線の板橋ジャンクションから5号線に合流するために、中央環状線は1車線に絞られます。ここで、いつも渋滞が発生。
板橋ジャンクション合流前 板橋ジャンクション合流

2車線の中央環状線と2車線の5号線が合流するのに、合流した先は3車線。渋滞するのは仕方ないですよね。
ここでは、いたくま(板熊)キャラクターで、4車線化の工事がすすめられています。施工方法はサンドイッチ工法と呼ばれ、現道を活かしながら新しい橋脚を設置します。
http://www.shutoko.jp/ss/tokyo-smooth/itabashikumano/about/

熊野町ジャンクションの分岐を過ぎると、一気にトンネルまで下り坂になり、山手トンネルへ吸い込まれていきます。山手トンネルの看板が、道路トンネル延長日本一18100mに書き換わっています。
熊野町ジャンクション分岐 山手トンネル18km

大橋ジャンクションの風景ですが、今までは右側の3号線方面(クルクル)のみでしたが、本線側が開通され、線形がなめらかに。
大橋ジャンクション分岐前 大橋ジャンクション分岐
大橋ジャンクション、3号線からの合流箇所では、2つのシールドトンネルをつないでいるのが断面からも分かります。
大橋ジャンクション合流

中央環状品川線では、出入口は五反田の1箇所のみ。先日トンネルウォークしたのがこの辺ですが、通行は左右逆になっていて、右側通行となっています。ただ反対車線が見えないので、全く分かりませんが。
五反田出口予告 右側通行
http://const.livedoor.biz/52255696(トンネルウォーク)

カーブが続いたあと、大きく右にカーブし、地上の明かりが見えてきます。このあたりは、シールドトンネルがそのまま地上に上がって行くので、円形の断面のまま、地上まで続いています。
地上へ
http://const.livedoor.biz/52073368(シールドのまま地上へ)

大井ジャンクションに入ると、湾岸線の横浜方面と千葉方面に分岐し、中央環状線の終点となります。
大井ジャンクション 湾岸線に合流
http://const.livedoor.biz/52080294(大井PA移設)
大橋ジャンクション開通から約5年経過していました。
http://const.livedoor.biz/archives/51816174.html

 

川崎からも「ゲンバ男子」プロジェクト始動

ドボジョや建設小町など、建設現場で働く女性にスポットが当たっていますが、若者の男性を業界に呼び込む「ゲンバ男子」プロジェクトも盛り上がってきています。

大阪市で生まれた「ゲンバ男子」、ぜひもっと広がりを見せて、アツイ男子が多く集まってくると良いですね。

2015.3.7全線開通、首都高中央環状線山手トンネルのウォークイベント

大橋ジャンクションの開通から5年、着工から約10年の時を経て、今週の土曜日に中央環状線が全線開通、いわゆる中央環状品川線が開通となります。
これにより、首都高速道路の山手トンネルは、全長18kmとなり、日本一長い道路トンネルに。

今日は、1週間後に開通を控えたトンネル内を歩いて見学することができるトンネルウォークイベントでした。
トンネルウォーク おみやげ
ただトンネルの中を歩くのではなく、トンネル内ではさまざまなイベントが行われていました。
山手トンネルウォーク

スタート地点は、五反田インターの大橋JCT方面の入口から。
斜路1 斜路2
斜路を歩いて行くと、様々な施設などがありますが、こんなのまで撮影のスポットに。
斜路3
料金所では、撮影する人たちでかなりの人がかりが。料金所の人が見ている画面もお披露目。
斜路4 斜路5
料金所を過ぎると本線に合流となります。このあたりのシールドの土かぶりは13mほど。もちろん後からセグメントを解体する切り開きで施工されています。
斜路6 斜路7
斜路8 祝開通

折り返し地点は非常口を通って反対側に移りますが、写真からもシールドトンネル同士の離れが小さいことが分かります。施工業者が違ったから、調整が大変だったことでしょう。
薄い離れ

中ではセグメントにプロジェクターで映像を映し出したり、いろんな車両が展示してあったりと、飽きさせない工夫がなされていました。
プロジェクター2 プロジェクター1
ジェットファンや消火設備、火災探知機や車両探知機などなど、様々な設備も説明してくれていました。折り返し地点では、天上からの消火設備で水噴霧デモも。
ジェットファン SOS
このあたりでは、トンネルが右側通行になっています(実際には反対車線が見えないので分かりませんが)。その理由はこの説明看板のとおりで、すばらしい発想の転換ですね。分岐の多い熊野町JCTから大橋JCTの山手トンネルにも採用されていれば、もっと素晴らしかったことでしょう。
右側通行
約3キロのウォークイベントも五反田ランプの出口で終了します(換気塔からも上がれました)。
五反田出口
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

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