現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2019/10

河川浄化への道、綾瀬川清流ルネッサンス(地下鉄の中に河川水)

以前、立会川の水質向上として、横須賀線の青い管を紹介しましたが、
http://const.livedoor.biz/archives/52400704.html
「綾瀬川清流ルネッサンス」として、埼玉高速鉄道にも同じような送水管があることを紹介します。

江戸川河川事務所「河川浄化に向けた取組」
http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00464.html

河川浄化
赤羽岩淵駅と川口元郷駅の間にある荒川から河川水を取水して、埼玉高速鉄道のトンネル内を経由して、旧芝川や毛長川、綾瀬川などに河川水を流すことで、川の水を浄化し、魚などが住むような環境をつくっています。
綾瀬川・芝川等浄化導水事業
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000091855.pdf

地道な取組が人々の暮らしやすい空間をつくっています。
埼玉高速鉄道導水管

(建設業の頑張りを拡散してほしい)台風19号浸水箇所の復旧を24時間体制でやってます

台風19号によって、堤防の決壊や越水、内水氾濫による浸水箇所が多くあるのは報道でご存じのとおりですが、その水は勝手には消えません。24時間体制で、国土交通省や地元の建設会社ががんばってポンプで排水したり、堤防を直したり、道路など崩れたところを直しています。

下記は、関東地方整備局のサイトですが、
これ以外にも、私の知り合いが、中国地方の地元建設業者が東北までポンプ車を持って行って排水したり、長野県でも千曲川で24時間体制で復旧作業、排水作業を実施しています。
報道ではなかなか取り上げられませんが、各地域に建設業が必要であることを皆さまにも知ってほしいため、記事にしてみました。

ポンプ排水状況


台風第 19 号の大雨により、国⼟交通省の排⽔ポンプ⾞の稼働状況について【10 月 14 日 22 時時点】
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000758352.pdf
排水ポンプ

【八ッ場ダム】10/1から3・4ヶ月かかる試験湛水が台風19号で一気に満水に

今まで10年以上に渡って見守ってきた八ッ場ダム。だからこそ、この記事だけは書いておきたい。
つい先日の2019.10.1に試験湛水がいよいよ始まり、3〜4ヶ月後には、あの風景が水で埋まる、感慨深い景色になると感じていました。
八ッ場ダム

が、今回の台風19号で、一気にいっぱい(満水?)になったそうです。
2019-10-13
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/yanba_livecamera01.html

広域の写真は見れてないのですが、今すぐに現地を見に行きたい気分です。

2019年01月03日|プロジェクト・土木遺産
「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2018年12月)
2015年08月16日
「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2015年8月)
2014年07月06日
八ッ場ダムに沈む川原湯温泉の「王湯」が閉館し、「新・王湯」が開館
2013年08月19日
八ツ場ダム関連事業:上部工施工中の湖面1号橋(仮称)
2013年08月18日
八ツ場ダム関連事業:国道145号線八ツ場バイパス「長野原めがね橋」
2013年08月17日
八ツ場ダムカレー登場、「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2013年8月)
2011年05月11日
八ッ場ダムを見学して、川原湯温泉にお得に泊まろう!(1人3000円割引)
2010年12月20日
道路整備工事が進んでいる「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年11月)
2010年01月14日
「八ツ場ダム」関連プロジェクトレポート(2010年1月)
 


鉄塔が倒れても簡単には大規模停電しない?、東京電力の送電線系統図「電力系統図」

台風15号の影響で、千葉県の停電が話題になりましたが、
下記の様に東京電力の送電線はあちこちでつながっているため、大きな鉄塔が倒れても、他のルートで送電が可能なため、大規模停電にはならないでしょう。

電力系統図

東京電力パワーグリッド「電力系統図」
 

大型土のうを仮締切りや盛土で積むのに「はい作業主任者」は必要ですか?

表題のとおり、
大型土のうを仮締切りや盛土で積むのに「はい作業主任者」は必要ですか?
と言う質問をもらいました。

まず、「はい作業主任者」とは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/はい作業主任者
高さ2m以上の積上げてものを置く場合、置いてあるものを取る場合に必要です。
荷崩れによる労働災害を防ぐために必要です。

では、大型土のうの場合はどうでしょうか?
下記のマニュアルで1:0.5より緩く積むようあります。

「耐候性大型土のう積層工法」設計・施工マニュアル 概要版
http://www.pwrc.or.jp/web_test/pdf/taikou_gaiyou.pdf

大型土のう積み

基本的には、この傾斜より緩く積めば荷崩れはないという設計がありますので、はい作業主任者は必要ないと判断できます。
逆を言えば、仮置きなどで、5分よりきつい勾配で積む場合は、その安全性が別途必要なため、はい作業主任者が必要と言う見解になる場合もあります(その場しのぎではなく安全性が確保できる計画であればOK)。
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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