現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

2020/06

一人親方か実態が雇用労働者なのか、施工体制が厳しくなります

一人親方の場合は施工体系図に下請として入れ、再下請負通知書の作成が必要です。
特に雇用保険に加入していない作業員はきちんと一人親方としての管理が厳しくなります。

【背景】
業者によっては、社会保険の支払を安くするために、雇用労働者とせずに一人親方と、いわゆる偽装している場合があるようです。

【予定】
国土交通省は、2020年夏に「社会保険の加入に関する下請け指導ガイドライン」を改訂し、管理を厳しくするようです。
一人親方はもともと健康保険と国民年金に加入する必要はありますが、一人親方は個人事業主なので雇用保険は必要ありません(事業主としての労災保険は必要)。
2020年7月にパブリックコメント、10月には新しいガイドラインが適用されるようです。建設キャリアアップシステムとの連動もあるようです。

今のうちから管理をしっかりしておきましょう。
FullSizeRender

【遠隔立会】現場の遠隔臨場(国交省)遠隔確認(農水省)、いわゆる遠隔検査試行とは

遠隔臨場は「令和3年3月」の要領にて、いわゆる映像を残すことが削除されました。
基本的には、必要時に検査員側が必要な箇所をキャプチャ(静止画)するとなりました。

「建設現場の遠隔臨場に関する試行要領(案)」が2020年3月に国土交通省大臣官房技術調査課から出され、いわゆる立会をカメラ映像を通じてリアルタイムに遠隔に行うものです。
土木工事共通仕様書の「段階確認」、「材料確認」、「立会」に適用されます。

現場技術員が確認する場合は映像と音声の録画を必要とし、現場技術員のPCにて録画し、情報共有システムに保管するとされています(受注者は記録と保存を行う必要なく映像と音声を配信するのみ)。

システム構成例はこちら

機器の仕様についてはこちらに記載されています
令和2年度における遠隔臨場の試行について」(国土交通省)
・画素数640x480、フレームレート15fps(毎秒15フレーム)
・転送スピード 平均1Mbps以上
・機器の手配は基本的にリースとし賃料を計上(機器の対応年数で使用期間割合も記載)
記録した映像の編集管理について(記録は現場技術員が使用するPCにて)
・目的に照らして不要部分は削除可、コントラクト等の調整、キャプション等の追加
ASPに保管しない場合はCD-RかDVD-R、フォルダ構成(例)の提示あり
・記録ファイルはWindowsMediaPlayer形式(1ファイル500MB程度以下)
実施箇所一覧表をWord(原則)で作成し格納、ウイルスチェック

また、農林水産省からも遠隔確認として試行が発表されており、国交省とは一部異なります。
工事現場等における遠隔確認の試行について
・撮影する機器、映像を配信する機器、監督職員等が確認するモニタや記録する機器
 (農水省では監督職員等が記録できるモニタ機器も含まれます)
・解像度1280x720を基本(最低640x480)
・フレームレート30fps(最低15fps)
・マイク、スピーカーはモノラル以上(ステレオでなくても構わない)
・転送スピード 平均9Mbps以上(最低平均1Mbps)
記録した映像の編集管理について
・不要部分の削除や画像の鮮明化、見出し・説明挿入などの編集その作業の受注者への協力
・記録ファイルはWindowsMediaPlayer形式(1ファイル500MB程度以下)でCD-RかDVD-Rを基本
実施箇所一覧表をWord(原則)で作成し格納、ウイルスチェック
ファイル命名規則
国交省と農水省の大きな違いは記録者と編集者
記録者:(国)現場監督員PC (農)受注者(システムにて)
編集者:(国)記載なし (農)受注者への協力


iPhone・iPadでやろうと思えば、両者分の端末を用意し、ZoomやTeamsのレコーディング機能やFaceTimeなら画面キャプチャ機能を用いて録画、iMovieで編集して、最後にPCでWMVに変換(ファイル容量で分割も)。なんとなく画像の編集が面倒ですね。

結果的に、レコーディング(記録)までは現場で実施して、編集や納品作業は外注する、なんて感じになりそうですが。

砂質土を3m掘る場合の守るべき基準は

掘削時の法面勾配には法的基準があります。
では、砂質土を3m掘る場合の基準はどうなるか?

明り掘削勾配の基準(安衛則)
手堀りの場合→機械掘削でも人が立ち入る場合は手堀りと一緒
掘削勾配
https://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-2/hor1-2-1-2h6-1.html
(安衛則356条)堅くない地山の場合は、75度以下(深さ2〜5m)の場合
(安衛則357条)砂からなる地山は35度以下 or 掘削高5m未満
→3mなので357条は問題なく、356条の適用で75度以下となります
掘削法面
しかし、通常は掘削法面のことを度数では言わず、何割何分で言います。
この75度は、1/tan75゜から、約3分(2分7厘)となりますので、5分でも大丈夫と言うことになります。

注意:最低限厳守すべき勾配なので崩壊が起こらないわけではありません、地山の点検・上載荷重の状態・地下水位の状況など、点検や確認が必要です。

余談:掘削勾配は1mの高さ(深さ)に対する水平距離なので、1:1.2と言うように最初の「1」は』整数で書きます。






「土木分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)」とは

最近、建設業界でもよく目にするようになった「DX」の文字。
「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション」のこと。
そして、「DX」の「D」はデジタル、「X」はトランスフォーメーションの略で、英語圏では「Trans」を「X」と略すようです(横切るの意?)。

では本題、建設業界での「DX」とは、簡単には「デジタル技術によって、変革させること」でしょうか。

難しく言うと、こんな感じでしょうか(経産省サイトより)。
DXの定義(経産省資料)

では、土木分野でのDXとは?
国交省のサイトや発表によると、現状は以下の2点のようです。
・原則CIM化、BIM/CIMを用いた設計・施工・検査・納品・維持管理等
・クラウド上に現実のコピーをつくり(デジタルツイン)、インフラを管理
(国土交通プラットフォーム資料)
データプラットフォーム

AmazonやUberEATSもDX事例のひとつですので、企業に落とし込めば、もっと色々と事例があるかと思います。

【コロナ対策・熱中症対策】マウスシールドが続々と

マスクしているだけで熱中症になりそうな気温が続いていますが、熱中症の危険性があるため、マスク未着用を推進している現場もあります。その変わり話しをしない、するときにはマスク着用としていますが、ついつい忘れがち。
ゼネコン各社からマウスシールドについてニュースになっています。

大林道路
https://www.obayashi-road.co.jp/news/press-release/5162.html

大林道路_工事現場用-マウスシールド

清水建設
https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2020/2020004.html
2020004_ph02

大林道路バージョンはヘルメットのあごひもに装着できるのでよさそうです(市販されているものなので注文してみました)。清水建設のものはヘルメットなくても装着できる市販品で業界が関係ないため、どうやら在庫がほとんどないようでした。

プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30






建設的iPad活用
スケッチアップ入門

Comments
記事検索
Rakuten

Pitta
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ