「i-Construction 2.0」を策定しました
〜建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)〜
【3本の柱】
1.施工のオートメーション化
2.データ連携のオートメーション化(デジタル化・ペーパーレス化)
3.施工管理のオートメーション化(リモート化・オフサイト化)

【3本の柱に対する課題と取組事項】
1.施工のオートメーション化


(課題)自動施工技術は開発途上で導入は限られ、基準類が未整備
・自動施工の環境整備:安全ルール策定、基盤整備
・遠隔施工の普及
・データ集約・活用:施工データプラットフォーム整備
・ICT施工の原則化
2.データ連携のオートメーション化(デジタル化・ペーパーレス化)


(課題)各段階での必要データが不明、2Dと3Dが連動していない
・BIM/CIMによるデータ連携
・3Dモデルの標準化、契約図書化:関係団体と連携
・デジタルツイン活用:データプラットフォームの改良
・施工データの活用:電子納品保管管理システム改良等
・データ活用による書類の削減:ASP拡充
3.施工管理のオートメーション化(リモート化・オフサイト化)


・リモート監督検査:中間・完成検査への拡充、カメラによる出来形検査の拡充・精度向上
・ロボットによる遠方施設の点検
・高速ネットワークの整備:発注者側ネットワーク網の高速化
・プレキャストの活用:VFM(ValueForMoney)価格から価値へ
・屋外作業のリモート化・オフサイト化:先進技術の積極的な活用
【目指す目標】
・省人化(生産性の向上):2040年度までに生産性1.5倍以上向上(2023年度比較)
・安全確保:建設機械の自動化・遠隔化により人的被害リスクの低減
・働き方改革と多様な人材の活躍:働く環境の改善、資料作成時間の削減
・給与がよく・休暇が取れ・希望がもてる(新3K)の実現