不正軽油対策のクマリン検査とは

日本では不正軽油対策として、A重油や灯油にクマリンという化学物質を1ppm(mg/L)の濃度で製油所から出荷される際に添加しています。
正当な軽油からは検出されないはずのクマリンを検査するのが「クマリン検査」です。

クマリンとは、化粧品用香料として石けんなどに用いられている化学物質です。
（参考：Wikipedia）

クマリン検査については、葛飾石油株式会社のサイトで詳しく書いてありましたので、ご紹介させて頂きます。
http://www.ks-oil.co.jp/
クマリン検査キット
http://www.ks-oil.co.jp/shohin.htm
クマリン検査キット使用方法
http://www.ks-oil.co.jp/use.htm

さらに「クマ抜き」と呼ばれるクマリン除去している不正軽油もあるようで、クマリンに変わる物質を開発中のようです。

記事に誤りがありましたため、一部修正致しました(2006.12.7 10:00)。

Comments

[1. だいひまじん]

こんなに簡単な検査方法があるとは知りませんでした。貴重な情報ありがとうございます。

[2. プロメウス]

Wikipediaによれば、クマリンが添加されているのは灯油と「A重油」ですね。

なので、正当な軽油からは検出されないはずのクマリンが検出されると、灯油を混ぜているのではないかと疑われる、という寸法ですね。

[3. 現場主義]

プロメウス様
コメントありがとうございました。
記事内容を修正させて頂きました。

[4. クマリン]

逆に言うとクマリンが添加されているのは軽油と同等の効果があると国が認めているわけですね。