7/20に開催された「建設情報標準化セミナー2007」について詳細いたします。

13:40〜
電子成果高度利用検討小委員会活動報告(日本大学理工学部教授)

=活動について=
・第二次計画での目標は下記の3項目
  電子成果の利活用検討
  共有情報の標準化
  業務改善を目指した新たな電子納品の提案
・小委員会の下位に6つのWG
  測量成果電子納品検討WG
  地質データ標準化検討WG
  機械設備電子納品検討WG
  CAD製図基準検討WG
  情報共有検討WG
  共通課題検討WG
・三次計画が完了した時点では、当初掲げた成果を達成したい

=電子納品について=
・電子納品によって、検索、再利用が可能となった
・地質データベース(TRABIS)公開に向けてデータチェック方法の検討を行った
・CDではなく大容量ディスクなどでの納品(もしくは媒体をフリーにする)も検討している

=CADについて=
・今後国土地理院で整備する基盤地図情報の更新にCADも活用
SXFレベル2の開発はVer3.1(Ver4ではなくなった)で完了、今後は普及活動
・CAD製図基準に細かいことを含めるのではなく、ガイドラインの策定を検討中

=情報共有について=
・「情報共有のあるべき姿(案)」を取り纏め
情報共有システムの機能要件を検討し、骨子(案)を作成した
帳票のXMLスキーマ定義書(標準仕様案)を作成

=活動成果=
・電子納品要領・基準の策定
・ガイドラインの策定
・工事施工中における受発注者間の情報共有
・土木積算基準データ「仕様書解説-XML-」
・共通課題検討WGの設置 、等

=課題=
・測量・調査から設計、施工まではデータが渡るようになったため、今後維持管理から測量・調査までデータが渡り、リングが形成されるよう検討する