建設中である首都高速道路中央環状新宿線の終点で、3号渋谷線との接続箇所である大橋JCT(ジャンクション)の現場見学会に参加させていただきました。
すばらしい現場で、土木技術の偉大さに改めて感動したので、一般の方にもわかりやすいような表記で記事にさせていただきます。
(掲載内容について、問題があるようでしたら、ご連絡ください)
首都高速中央環状新宿線は、先日「熊野町JCT」から「西新宿JCT」まで開通しましたが、「大橋JCT」までの全線開通は平成21年度を予定されています(中央環状品川線は平成25年度開通予定)。
西新宿JCTから熊野町JCTまでの記事はこちら
http://const.livedoor.biz/archives/51210799.html
大橋JCTは、地下を走行している中央環状新宿線と高架を走行している3号渋谷線とを結ぶジャンクションですが、なんとこの2つの高低差が約70mにもなるそうです。7%の勾配で1km必要となるため、国立競技場のグラウンドとほぼ同じ大きさの楕円形を2周する構造となっているそうです。
また、周辺環境に考慮して、地上部もトンネル化し、換気所で空気をきれいにするようになってます。
大橋ジャンクションの詳細はこちら
http://www.c2info.jp/junction/ohashi/ohashi.htm
大橋ジャンクションの構造物を外から見た写真(左)、中から見た写真(右)。
かなり大きな構造物ですが、型枠や形状が工夫されていて、建物にも見え、威圧感を軽減している感じです。
こちらは、将来公園になる予定の屋上部分。外の景色と見比べるとかなり傾斜があるのが分かります。
ジャンクションのループ内部と3号線接続への高架取付部。
2車線分の幅ですが、カーブなのでゆったり目につくられています。
また、首都高速新宿線本線(松見坂立坑)と大橋JCT(大橋立坑)を接続する大橋シールドも見学させていただきました。
大橋シールドは延長431.7mで、松見坂立坑を発進し上段(内回り)トンネルを掘削した後、大橋立坑で、下段への移動と180度回転をして、再度松見坂立坑へ下段(外回り)トンネルを掘削するものだそうです。現在は、上段トンネルを掘削完了し、下段の発進準備を行っているところでした。
シールドマシンのUターン詳細はこちら
http://www.tech-shutoko.jp/create/uturn.html
首都高速中央環状品川線本線と大橋ジャンクションへの取付部は、将来この大橋シールドへ地中で切り開き接合となるそうですが、すごい技術です。
大橋JCT完成時には、屋上などを緑化し、公園として開放されるそうです。
大幅な渋滞緩和が見込まれている開通が待ち遠しいです。
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