先日、写真データの更新日時(エクスプローラ)と撮影日(EXIF)が一致していなければならないのかという質問をコメントとメールで頂きました。

確かに、要領・基準である「デジタル写真管理情報基準(案)」には「写真の信憑性を考慮し、写真編集は一切認められない」としかありません。そこで、一部の発注者などから正式に公開されたチェック方法が、撮影日(EXIF)が空白でないかどうかです。
現場主義 2006年3月1日
デジタル写真の不適切な補正・改ざんの見分け方(香川県版)
香川県CALS/ECページ
デジタル写真の不適切な補正・改ざんに対する注意事項(PDF)
香川県
補正漏れのチェック:デジタル写真補正申請書と表示画面を比較写真データに回転以外の何らかの補正を行った場合、写真の撮影日が空白になる。このことから、補正申請書に記載されていないファイルで写真撮影日が空白になっていないことを確認する。

実際、関東地方でも、この方法でチェックした工事がありました。
デジタル写真の不適切な補正・改ざんの見分け方(続報)
これは、写真の編集を行い、上書き保存したときにEXIFデータが削除される性質を利用したチェック方法ですが、上書きしてもEXIFが書き換わらないソフトもあります
そこで登場したのが、上書き保存時に更新日時が書き換わるという性質を利用したチェック方法、更新日時(エクスプローラ)と写真の撮影日(EXIF)が一致しているかというチェック方法です(これも更新日時を手動で変更してしまえば問題なくなってしまいますが)。
しかし、この方法は一部の発注者から内部資料や説明会などで説明されただけで、日本全国的に公にされたチェック方法ではないようです。またこのチェックを行うソフトを利用している発注者もあるようですが、関東地方ではまだ聞いたことがありません(最近では、まったくノーチェックのような感じもします)。
さらにはこの2つに加えて、撮影年月日(XML)の3つが一致していないとよろしくないという記事も、至るサイトに掲載されていますが、発注者関係のサイトでは見つけることができませんでした。

もちろん、更新日時(エクスプローラ)・撮影日(EXIF)・撮影年月日(XML)の3つが一致しているのがベストですが、後者2つの一致は問題なくできるとしても、更新日時が変わってしまうケースは多々あります(主な原因はパソコン取込み時にソフトを利用した場合メールで写真データをやり取りした場合電子納品のソフトの性質で出力した日時になってしまう場合です)。
実際、発注者から納品するようにと言われ、受け取った写真データも更新日時がパソコンに取り込んだ時間になっていました。関東地整のセミナーで質問したところ、更新日時と撮影日が一致しない場合についても、請負者説明文にその理由を記入するようにといわれました(Q&Aでは撮影日のみ)。

長々と書いてしまいましたが、ブログをごらんの皆様に下記の情報を頂きたいと思います
・更新日時と撮影日が一致していなければならないと言われた発注者
・上記を示すような書面やサイトなど
・更新日時がCDにライティングした日時に変わってしまうソフト
・更新日時が電子納品ソフトから出力した日時に変わってしまうソフト
コメントでもメールでも構いません(コメントは承認制なので、表示しないようにいたします)。
よろしくお願いいたします。