今日は建ブロが昨年6月から始まって1周年になります。ということで、1周年企画として「みんなで止めよう温暖化」と題して、いつもより多くの皆様から環境ネタを募集しております。
みんなで止めよう温暖化
こちらのページにTBされておりますので、ぜひご覧ください。

私も、今回は建設現場でのCO2削減について書きたいと思います。
まずは、現場でも行うことができるCO2排出量削減事例です。

・土砂運般等に使用するダンプトラックのアイドリングストップ
・建設機械(ブルドーザー、バックホウ、クレーン、発電機等)のアイドリングストップ
・ダンプトラック、重機などの適正整備(持込み時及び月例点検の実施)
・現場事務所や休憩所のこまめな消灯
・現場事務所や休憩所の過剰冷暖房の抑制
・建設発生土搬出量の抑制と運搬距離の短縮

建設工事では、これらの実施率から施工高あたりのCO2排出原単位(kg・CO2/億円)で削減量を管理(測定)することができます。
また、日本建設業団体連合会(日建連)では、施工段階で発生するCO2排出量を1990年度を基準として、2010年までに、この原単位(t・CO2/億円)で12%削減するように努力しています。

CO2への換算係数は以下の通りです(日建連)。
電力 0.33kg・CO2/KWh
灯油 2.53kg・CO2/リットル
軽油 2.64kg・CO2/リットル
この換算係数は年によって、また団体によっても採用している数値が多少異なります。
(CO2排出量を簡単に計算できるサイトもあるようです。例えばこちら)

私の所では、日建連の係数に従って上記で述べた事例の実施率と当月の出来高で月ごとの原単位を算出しております。これでしたら、現場でも簡単にCO2削減量を毎月公開することができます。是非、皆様もアピールしてみてはいかがでしょうか。

こちらは削減活動別の寄与度(目標削減量に対する、各削減活動の占める割合)ですが、 発生土のリサイクルによる効果が大きいようです。
削減活動別寄与度
参考文献
日建連:建設業の地球温暖化防止活動
http://www.nikkenren.com/ondanka/co2/index.html