MicrosoftOfficeExcelの「COUNTIF」という関数は、条件にあったセル数を表示することができます。
例えば、
=countif(範囲,1) とすると、範囲の中にある「1」のセル数を表示します。

今回は、このような質問がありました。
このcountifを用いて、杭のX軸とY軸の偏心量を表に集計したいとのこと。

このように、X軸とY軸の偏心量が杭毎に表に集計されています。
表

「countif」を用いての方法ということでしたが、このように複数の条件がある場合のセル数は「countif」では難しいところがあります(簡単には無理です)。

今回は、SUMPRODUCT関数を用いて集計してみました。

=SUMPRODUCT((「X変位量の範囲」=「X偏心量」)*(「Y変位量の範囲」=「Y偏心量」))

下の表は、縦軸にX方向の変位量、横軸にY方向の変位量を示し、集計したものです。
集計表グラフ
右のように立体的なグラフにすると、杭の偏心がどの辺に偏っているかが一目で分かります。

さらに、社内管理値の範囲を円で示すなどすると、創意工夫にもなるのではないでしょうか。