今までの工一郎でも、横方向(横撮り)パノラマ写真撮影機能は、現場の全景など月次報告写真などで役立っていましたが、今回のTG-810工一郎から、縦方向にもパノラマが可能となりました。これにより、カメラの縦使い(縦撮り)でもパノラマ写真が撮影できるようになりました。


【横撮りパノラマとは】
横撮りパノラマは、横方向に3枚撮影し、カメラ内で合成することができるので、広域な範囲を撮影することができます。
土工・パノラマ

【縦撮りパノラマとは】
これに対して、縦撮り(縦方向)パノラマは、縦方向に3枚撮影し、カメラ内で合成することができます。これ以上後ろに引くことができないときに利用すると、超広角写真を撮影できます。例えば、マンションなど建築工事や民間家屋などの工務店工事で、完成した部屋の全景を撮影したり

【横撮りパノラマと縦撮りパノラマの違い】
こちらが同じ室内で、横撮り(横方向)パノラマと縦撮り(縦方向)パノラマで撮影した比較写真です。
横使いパノラマ縦使いパノラマ
横撮り(左)と縦撮り(右)、いずれも縮小したもの。

撮影の仕方によって画素数が異なりますが、
横撮りパノラマサイズ 約4100×約1000ピクセル(約4.1:1)
縦撮りパノラマサイズ 約3200×約1500ピクセル
(約2.1:1)
と言った結果になっていました。

【パノラマの撮影方法は3種類】
1.AUTO(オート)
オートオートマーク
オートの場合、右の写真のようにマークが出てきますので、マークが合うようにカメラを回転すると自動的にシャッターがおります。
パノラマにする方向は、カメラを回転する方向を自動的に認識して、設定します。3枚撮影し終わると、自動で合成が始まります。

2.MANUAL(マニュアル)
マニュアル
マニュアルの場合、最初にジョグスティックによりパノラマにする方向を設定します。
マニュアルマーク横マニュアルオート縦
撮影した端部が表示されますので、それにあわせてカメラを回転させ、手動でシャッターを押します。3枚撮影し終わると、自動で合成が始まります。

3.PC(パソコン)
撮影方法は、マニュアルと同様ですが、10枚まで連続して写真を撮影することができます。ただし、カメラ内では合成作業が行われないため、パソコンで合成作業をする必要があります。