建設が進んでいる三環状のひとつ、首都高速道路中央環状品川線ですが、先日シールドが到達し、開通日も近づいてきました。今のところ、開通は平成25年度の予定なので、いよいよ来年度になります。

中央環状品川線
http://tokyo-smooth.jp/sinagawa/

都道316号線の交差点には歩道橋があるので、付近の状況を見ることができます。


こちらは南側を眺めた景色。
既設の大井ジャンクションから分岐して大橋JCT側に潜る外回りと、トンネルから出てきて新設する大井JCTを経て、湾岸線に接続する内回りを見ることができます。
南側-1南側-2

こちらは北側を眺めた景色。
眼下に大林組が施工したURAP(ユーラップ)工法のシールドセグメントが見えています。
この工法は、立坑を構築することなく、もぐらのように地上から大型のシールドマシンが掘り始めることができる画期的な工法で、このようにセグメント(トンネルを構築しているコンクリート)の外側が地面に潜っていく景色を見るのは私自信も初めてでした。
ユーラップ

大林組サイトより(従来工法との違いが動画で見ることができます)
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20110520_1
中央環状品川線大井地区トンネル工事におけるURUP(ユーラップ)工法

余談ですが、現在開通している山手トンネル(高松から大橋JCT)の長さは10900mで、道路トンネルとしては関越トンネルの11055m(上り)・10926(下り)に次ぐ、日本で2番目に長いトンネルですが、さらに大橋JCTからこの大井JCTまで開通すれば、関越トンネルを大きく抜く、18km以上の距離を持つ日本一の道路トンネルとなります。