記者発表資料によりますと、
「地方自治体がCAD製図基準を緩和して適用する際に参考となる「SXFデータ作成要領」を策定し、社会基盤情報標準化委員会において決定された」とあります。
また、
「本要領は、CADの製図基準として遵守すべき事項と緩和を図ることができる項目を解説したガイドラインであり、自治体作成基準に一定の標準化を意図するものであります」とあります。

要約しますと、「CAD製図基準(案)」に準拠するには負担が大きいので、各自治体が独自基準を策定して乱立する前に、JACICが地方自治体向けの要領を策定したと言うことです。
SXFデータ作成要領

地方自治体向けに緩和した「SXFデータ作成要領」の策定・公開について
http://www.jacic.or.jp/hyojun/sxf20120622.html 

記者発表作業
http://www.jacic.or.jp/hyojun/press20120626.pdf 

特定のCAD形式に依存している自治体が多い中で、この要領がどのように適用されていくのかは、全くわかりませんが、発注者から求められた際は、簡略化されたCAD製図基準として、採用されるかもしれません(そのような事例がありましたらコメント頂きたいと思います)。