舗装切断作業時に切断機械から発生する排水には、ブレード冷却水に切削粉が混じり合っているもので、排水については水質汚濁防止を図る観点から回収し、適正な処理を行う必要があります

適正な処理と書きましたが、下記通達分には、「当該作業現場が属する地方公共団体の指導等に基づき適正な処理を実施されたい」とあります。

対象工事:国交省が施工する直轄国道及び関連道路の舗装切断工事(道路事業)
発注時の対応:
 1)当該排水の適正な処理について、当初発注図書に盛り込む
 2)該当する地方公共団体での基準等を把握し、反映する
 3)排水処理に関する積算は、見積等により計上する
 4)マニフェストの写しの提出等を特記に明記する

舗装の切断作業時に発生する排水の処理について
http://www.mlit.go.jp/tec/sekisan/sekkei/pdf/H23haisui.pdf

対象工事で、国交省工事と書いていますが、直轄国道において国交省以外の者が工事する場合は、事前協議の際に当該排水の回収と適正な処理に関して指導するとあります。
また、排水が生じない工法(空冷式等)の場合も、収集した粉じんについて適正な処理を行うこととあります。

工事にて舗装カッターを使用する際は、排水や粉じんを収集し、適正な処理を行うことを念頭においた方が良いようです。