元々土地がなかったため、川の上や川を管渠化してつくられた首都高。
そして、日本橋周辺も日本橋川の上につくられ、十年以上前から日本橋に空を取り戻す話しが出ていました。
今回は、地下ルートまで検討され、いよいよ本格化されてきたので、一度記事に残しておきたいと思います。
首都高日本橋地下化
日本橋に空を取り戻すルートの要点は以下のとおり
・江戸橋JCTの都心環状線ルートを廃止→八重洲線の利用
・地下化は神田橋JCTから八重洲線ルートを使用
・八重洲線の途中から分岐してトンネル
・トンネル工事は開削部とシールド部に分かれる

首都高日本橋地下化(工程)


開削トンネルやシールドの発進(到達?)基地がつくられる辺り


そして、もう一つ問題なのが、八重洲線側に移行される都心環状線ラインが大型車通行不可(八重洲線は構造上OKですが、東京高速道路株式会社線(KK線)が未対応)のため、KK線を補強するか、別ルートを構築するかです。KK線の下はショッピング街になっていて(家賃収入で道路を運営しているため、通行は無料)、補強工事はさまざまな調整が必要と思われます。
KK線
工事期間中は八重洲線が通行止めになり、地下ルート切替時は、一時的に6号線の取付部も通行止めになることでしょう。
今後の動向が楽しみです。

詳細は以下の国交省サイトにて公開されています。
首都高日本橋地下化検討会(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/exp-ug/index.html