現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

震災・BCP

熱海市伊豆山の土石流、流出土砂が盛土含むと分かるまで

被害に遭われた方、ご冥福をお祈りいたします。
このような災害がなくなりますように。

様々な憶測がTwitterでも流れていましたが、リツイートした内容を記録として残しておきたいと思います。

7/3(土) 10:30頃土石流発生
12:04 土石流動画(下流側)
12:59 土石流動画(国道)を確認(新幹線・JR在来線を超えたことを確認)
15:02 メガソーラではなく盛土箇所が原因と盛土流出箇所動画公開
13:54 土石流動画(国道)、バスから乗客救助
14:59 逢初川沿いに土石流が流れたことを確認
17:22 建設会社国道啓開作業
17:48 ドローン映像公開
20:00頃から 盛土流出箇所の過去比較映像公開され土石流の流れがハッキリと

7/4(日)
10:41 雲が晴れ空撮にて全体像が公開
17:30 盛土造成工事の年代別航空写真比較
17:37 土石流にて流出した世帯数を報道公開 → 熱海市盛土が原因かもと
19:42 ドローン映像を元にフォトグラメトリにて3D化

【BCP】全建がBCP簡易版ひな形を第3版に改訂

全国建設業協会がホームページに掲載している「BCP(事業継続計画)」簡易版のひな形が、このたび第3版に改訂されました。
今までは関東地整のBCP認定制度にのみ対応したひな形になっていましたが、関東地整以外(現在では関東・四国・近畿・中国・東北の5地整)が実施しているBCP認定制度に対応しました。
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全建:地域建設業における「災害時事業継続の手引き」
http://www.zenken-net.or.jp/bcp/top/

地域建設企業の事業継続計画(簡易版)作成例(第3版)-PDF
http://www.zenken-net.or.jp/wp-content/uploads/zenken-jkrei.pdf

地震発生後から東北地整の活動を描いたマンガ「啓け!-被災地へ命の道をつなげ-」

2011年3月11日に発生した東日本大震災において、地震発生直後から活動を開始した国土交通省東北地方整備局の活躍を描いた震災企画マンガが発行されています。
「くしの歯作戦」の内容や背景がマンガで分かりやすく描かれています。
啓け!
自衛隊の活動記録は広く知られていますが、建設業の活動も広く知って頂くきっかけになればと思います。
そして、感動も!
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2年を経過した釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼の景色

東日本大震災から2年以上が経過しましたが、このたび機会があり、釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼の街を久しぶりに巡ることができたので、撮影した写真をブログに残しておきたいと思います。

ルートは、新幹線新花巻駅 をスタートし、道路が延長された釜石自動車道、遠野を経由して、仙人峠道路で釜石に入り、帰りは気仙沼から 国道284号線にて一関駅へ。
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途中の遠野では、有名な看板「遠野の意地」やカッパヘルメットにも遭遇することができました。
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釜石港周辺の復興は進んでいて、がれき等はなくなっていますが、
釜石港
少し距離の離れた街中に来ると、基礎だけになった土地や数軒がまだ当時の津波の影響を受けたままになっている場所がありました。
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青葉町や天神町には仮設の商店街が設置されていましたので、地元の方とふれあってお話しを聞いてきました。
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青葉山商店街のとなりの桜は満開、その足下には、今回の大震災にて津波が到達した証を残すために「津波到達の地」 と言う石碑が設置されていました。
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大船渡に向かうと、途中道路工事の現場に遭遇。
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三陸からは無料高速道路が整備されているので、きれいな景色。しかし大船渡インターをおりて、街中に入ると、海に近づくとテレビのニュースで見る景色が広がってきます。
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大船渡駅周辺にも、仮設による商店街やお店が建っているので、ランチをこちらで頂くことにしました。
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大船渡線は、線路撤去した場所をアスファルト舗装して、現在はバスを利用したBRT 路線として運行されています。
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また、国道45号線の各所には、津波浸水区間を示す看板が設置されています。
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陸前高田の街に入ると、何もない景色が広がります(がれきの撤去はだいぶ進んでいました)。
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仮設商店街などの場所が分かりにくいのですが、物産センターなどを探し出し、おみやげを購入しながらお話しを伺ってきました。
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こちらが、「奇跡の一本松」。駐車場の整備が遅れているのか、足場が外せない理由からか分かりませんが、まだ一般公開はされていませんでした。
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最後の街、気仙沼では、街中に入ってすぐにある仮設商店街へ。仮設商店街はあと1年で終了してしまうため、その後どうするかというお話しを聞きながら、取り壊しが決定したらしい船の話しへ。
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目の前には、仮設建物でできているセブンイレブンが。このときでも、船の周りには10名ほどの見学者が。
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取り壊しに賛成な意見と、反対な意見、両方聞かせて頂きましたが、両方の気持ちが理解できました。難しいものですね。
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防波堤や漁港の復興工事は進んでいる印象がありましたが、造成工事に着手できていないところがほとんどで、気仙沼では防潮堤防を設置することによって、海が見えなくなるのには反対という声が多く聞こえました。
これだけ津波の影響を受けた街が多いと、それぞれの意見調整が難しいと思いますが、合意形成を得て、進んで欲しいと思います。 

除染電離則が一部改正され、7月1日から施行されます

除染電離則が一部改正され、除染以外の復旧・復興作業などでも放射線障害防止のための措置が義務づけられます。施工は7月1日から。

厚生労働省サイト掲載ページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002czvf.html

改正のポイントは
(1)1万ベクレル毎キログラムを超える汚染土壌等を扱う業務(特定汚染土壌等取扱業務)を除染等業務に加える
(2)平均空間線量率が2.5マイクロシーベルト毎時を超える場所で行う除染等業務以外の業務(特定線量下業務)を新たに除染電離則の適用とする
被ばく線量管理等

これに併せ、「除染等業務ガイドライン」の内容を改正するとともに、新たに「特定線量下業務ガイドライン」が策定されました。
<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002czvf.html

(別添1)新たな避難指示区域での復旧・復興作業の放射線障害防止対策
(別添2)除染等業務に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイドライン
(別添3)特定線量下業務に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイドライン

プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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