12/1から新方式に変更になる予定だった、社)全国土木施工管理技士会連合会のCPDS社内研修申請方式ですが、2008年4月1日まで延期になりました。
http://www.ejcm.or.jp/07cpdssyanaikensyu.htm
しかし、いずれ変更になるため、新方式での申請を行ってみました。
主な手順
1.事前作業
・研修前に事前申請し、受付メールを受領(メールアドレスが入ったQRコードが添付)
<注意>
一つのQRコードで、写真が20枚までアップできるので、顔写真や状況写真が20枚を超える場合は、事前申請を複数行う必要があります。また、事前申請を複数行っても、学習プログラムの認定は一つになります。
2.当日作業
・携帯電話で講習会状況写真を撮影(解像度は320×240程度)(GPS機能がある場合は付加)
(会場の全景を開始直前、中間に1~3枚、終了時に1枚)
<注意>
開始直前と終了直前を撮影することにより、正確な時間が写真のEXIF情報に付加されます。また、現在の携帯電話では、時計は自動修正されるため、時間をずらすことはできません。
・携帯電話で参加者の顔写真を1枚/人撮影
・撮影した写真をQRコードから読み取ったアドレスへメール(講習会終了後15分以内に送信を開始)
<注意>
メールを送信すると確認メールが返ってきます。また、写真の添付数には上限がある(auの場合は5枚)ので、複数に分けても構いませんが、メール宛先(QRコード)一つに付き受付は20枚までです。
3.事後作業
・研修プログラム、責任者押印のある参加者名簿、研修資料の一部に受付番号を記入してFAX
4.学習プログラム認定後、学習履歴を申請
・学習プログラム認定のメールが来たら、学習履歴を申請します(加入者番号と氏名を入力)。
<注意>
1回の申請で、本人を含めて10名までできるので、それ以上の場合は複数回に申請を分ければ可能です。
├CPD(継続教育)
私の入会している全国土木施工管理技士連合会の場合では、申請用紙(インターネットからPDFをダウンロード)に必要事項を記載し、主催者の参加証明印を押してもらえれば、申請することができます。
また、講習会によっては、下記のように主催者の証明印を自分で押すことができるようになっている場合もあります。
その他では、証明書を配布している場合もありますが、この場合も、証明書を申請書に添付すれば、主催者が全国土木施工管理技士連合会に教育プログラムを申請していなくても、教育プログラムごと申請することができます。
社外講習会などに参加した際は、せっかくですので是非継続学習(CPD・CPDS)への申請をしてみてください。
http://const.livedoor.biz/archives/50839431.html
私が入会している全国土木施工管理技士会連合会では、ホームページから学習履歴証明書を申請することができます。
上記のように申請すると、申込メールが来ます。メールに記載されている金額(今回は500円でした)を指定口座に振込み、FAXを連合会に送ると、PDFの証明書がメールに添付されて来ます。
こちらが学習履歴証明書。
ちなみに、手続きには1週間程度かかるとメールに書いてありましたが、振込完了FAXをした翌日には、証明書付きのメールが来ました。もちろん混雑度にもよるのでしょうが。
昨日の「CALS斬りっ!」に「総合評価におけるCPS(継続教育)の点数」について掲載されていましたが、ほとんど同じ内容の問い合わせがありました。
CPDとは、CPDSとは、
http://const.livedoor.biz/archives/50547309.html
問い合わせ内容というのは、「継続教育(CPD・CPDS)は、結局どれほどの効力があるのか?」です。
★CPDの効力を得るには、まず入会している各団体が推奨している単位を超えることが必要です(一部の発注者では、超えなくても効力があります)。
=土木学会=
土木学会認定技術者資格の更新のためには年間50単位×5年=250単位が必要
http://www.jsce.or.jp/opcet/01cpd/gaiyo_0611.pdfより
=全国土木施工管理技士会連合会=
・望ましい水準 1年間で30ユニットもしくは5年間で150ユニット以上
・必要な水準(対外的な水準) 1年間で20ユニットもしくは5年間で100ユニット以上
http://www.ejcm.or.jp/07cpdsguide070221.pdfより
=日本技術士会=
認定の要件として、次の条件が全て満足される必要があります。
(1) 本会の会員であって、会費に未納がないこと。
(2) 以下の条件を満足するCPDが日本技術士会に登録されていること。
1) 申請月の2ケ月前から遡って過去3年間で150CPD時間以上登録していること。
2) その各年別においても30CPD時間以上実績があること。
3) 3年間の実績において、課題区分(A一般共通;11項目、B技術;5項目)別に、少なくともA項から2項目、B項から1項目において実績があること。
4) 3年間の実績において、形態区分(1〜6-5までの10形態)別に、少なくともいずれか3形態に実績があること。
http://www.engineer.or.jp/cpd/outline.htmlより
その他の団体については、建設系CPD協議会ホームページからご参照ください。
★次に、総合評価などでどれくらいの効力・影響があるかですが、
これは各発注者によってまちまちです。0.5点〜2点程度が中心ですが、それ以上もありますし、中には推奨単位の半分でも1ポイント認められる場合もあります。
=関東地方整備局=
関東地方整備局における総合評価落札方式の適用ガイドラインによると、配置予定技術者能力の7〜8ポイントのうち1ポイント。
=北陸地方整備局=
公共工事における総合評価方式活用ガイドラインによると、簡易型において2ポイントでした。
現場に配属している者とすれば、CPDのポイントを獲得する時間と労力に比べると、効力(加点)が少ないような気もします。
継続教育 CPD (Continuing Professional Development) CPDS (Continuing Professional Development System)
私も、いまいちよく分からないままに登録したのですが、 「CALS斬りっ!」さんの「猫も杓子もCPD」に分かりやすく書いてあります。
http://cals-sapporo.cocolog-nifty.com/20041201/2006/06/cpd_512f.html
★どの団体がやっているのか?
建設系CPD協議会のメンバーの11団体。
施工系でしたら、「全国土木施工管理技士会連合会」がいいでしょう。
会社が会員なら1300円、そうでなくても3000円でOKです。
申込みもネットでできました。
★なぜ急に取れ取れ言うようになったか?
入札要件の一項目となったから。