現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

 ├SketchUp

【SketchUp】ビティ仮設枠組足場の素材

SketchUpの素材はインターネット上で色々と配布されていますが、毎度お世話になっているこてつさんのブログでGoogleスケッチアップ用ビティ足場(枠組足場)の3次元素材が掲載されています。
ビティ足場素材
ファイルをダウンロードさせていただくと、ビティの種類毎、そして幅毎に素材がありますので、これらを並べていくだけで足場の3D図面を作成することができます。

建設ブロガーに憧れて・・「現場に足場を設置してみた・・」
http://plaza.rakuten.co.jp/kotetsu39/diary/200907260000/

現場にとっては、ありがたいことです。

※8/9に法令対策として幅木とメッシュシートを追加されています

【SketchUp】3次元で施工シミュレーション

先日、SketchUpで配筋図を紹介させていただいた「建設ブロガーに憧れて・・」のこてつさんですが、さらにSketchUpを使って、橋台の施工過程を3次元で書かれております。

「建設ブロガーに憧れて・・」スケッチアップで施工シミュレーション
3次元施工シミュレーション

このように3次元でシュミレーションを行えば、仮設の取り合いや施工過程での不備が見えてくる他、イメージが捕らえやすくなり、一般市民や施工担当者などへの説明にも役立ちそうです。さらには、イメージすることにより、より良い方法や材料が見えてくるかもしれません。

書くのに時間が必要ですが、短時間で書くことができるようになれば、書きながらシミュレーションを行うことができ、その後の施工にも一役かうことでしょう。

【SketchUp】鉄筋の取り合いを3次元で確認

GoogleSketchUpの活用事例として、複雑な鉄筋の取り合いを確認することができます。
橋脚や橋台などでは、鉄筋図がいくつかの図面に分かれて表記されているため、いざ現場で組むときに組めないことに気づくことがあります。

事前に配筋の取り合いを確認するには、複数の図面を1枚にして確認する必要がありますが、スケッチアップならそれを3次元で確認することができます。
アバットスケッチアップ
そして、この複雑なアバットの鉄筋図面を書かれたのが「建設ブロガーに憧れて・・」を書かれているこてつさん。
http://plaza.rakuten.co.jp/kotetsu39/diary/200906210000/

さらに、上記の記事で、このアバットのSketchUpファイルを公開されていますので、実際に見ることができます。


このたび、建設ブログマガジンにも58人目として、参加していただきました。

【SketchUp入門】土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門(3.プッシュ/プルを使って橋脚を描く)

土木現場でも有効に利用することができるフリーの三次元CADソフト「Googleスケッチアップ」の簡単な使い方を不定期更新で連載しています。

第3回目、プッシュ/プルを使って橋脚を描く

前回インポートした構造図を利用して、下記のような橋脚を書いて行きたいと思います。
橋脚完成図

1.「線」機能を利用して「面」を作成
左から2番目の「線」アイコンをクリックし、平面図の梁部分(6000mm×20000mm)の端部を4点クリックし四角を描きます。
柱面の作成
四角をつなぎ終わると、白く「面」が自動的にできるのが分かるでしょう。
SketchUpの場合、このように線を閉じると自動的に「面」が形成されます。

2.作成した「線」「面」の削除
次に長方形アイコンを利用して、同じように梁部分の面を描きますので、先ほど描いた面を削除します。
一番左側にある「選択」アイコンにて、線や面を一つずつ選択削除(デリートキー)でも良いですし、シフトキーを押しながら複数選択してから削除でも構いません。
左から7番目にある「消しゴム」でも削除することができます。
さらに、AutoCADと同様に、「選択」画面で、左側クリックしながら右側に四角をつくると、含まれるオブジェクトが選択され、右側から左側に四角をつくると、交差するオブジェクトが選択されます。

3.「長方形」機能を利用して「面」を作成
今度は、左から3番目にある長方形アイコンを利用して、1と同様に梁部分を四角で描きます。端部を2点選択すれば四角が描かれ、自動的に「面」も作成されます。

4.プッシュプルを利用して高さを持たせる
左から10番目にある、「プッシュ/プル」機能をクリックし、先ほど作成した面を選択します。その後、マウスを上部へ動かすと、柱が伸びていくのが分かるでしょう。
プッシュ/プル
そのまま適当にクリックすれば確定されますが、今回は正確に描きますので、伸ばした状態で、高さ「13900」を入力します(そのまま数字を打ち込んで構いません)。
次に、底部を同じように選択し、上部へ縮めます。
TS000338.jpg

寸法は、「12400」を入力すると、以下のように梁が宙に浮きます。
梁

5.柱とフーチングを描く
同じ作業を繰り返して、柱とフーチングを描きます。
柱:10400〜3000
フーチング:3000〜0
柱・フーチング
ここまでのスケッチアップファイルをダウンロード

6.梁と柱を「線」で結び、面を作成
柱と梁の間を4面、「線」機能で端部同士を結びます。
線線

これで、大まかですが橋脚の完成です。数分の作業でここまで描くことができるとお分かりでしょう。
橋脚完成
ここまでのスケッチアップファイルをダウンロード

「土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門」過去記事
第1回目、Googleスケッチアップのインストール
第2回目、AutoCADの平面図ファイルをインポート

【SketchUp入門】土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門(2.AutoCAD図面のインポート)

土木現場でも有効に利用することができるフリーの三次元CADソフト「Googleスケッチアップ」の簡単な使い方を不定期更新でご紹介しています。

第2回目、AutoCADの平面図ファイルをインポート

土木工事の場合は通常、平面図があるため、この平面図をSketchUpの平面(床の部分)に取り込み、その上をなぞって構造物を書くと簡単に3次元モデルを寸法通りに書くことができます。
土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門、第2回目の今回は、AutoCAD図面ファイルをインポートする方法を紹介します。

ツールバーの「ファイル」→「インポート」を選択し、ファイルの種類を「ACAD Files (*.dwg,*.dxf)を選択します。
インポートファイルの種類

後は、取り込むAutoCADやDXFのファイルを指定するだけです。
インポート完了

これで、床の部分に図面が取り込まれますが、尺度があっていない場合があるので、尺度の確認及び変更が必要です。
インポート完了

ツールバーの左から8番目にある「メジャー」をクリックし、寸法を確認することができる2点をクリックします。
メジャーメジャー
今回の場合、10500mm(10.5m)の部分が、右下の寸法値を見ると、105000mmになっているのがわかります。
ここで、ステータスバー(下側)を見ると、「モデルのサイズを変更するための値を入力してください。」と表示されていますので、「10500」と入力し、エンターを押します。
尺度変更サイズ変更
「モデルのサイズを変更しますか?」と聞いてきますので、「はい」をクリックすると、尺度が確定されます。他の寸法もメジャーで計測し、誤差がないかを確認すると良いでしょう。

次回は、この平面図から橋脚を簡単に書いてみたいと思います。
第3回
今回使用した構造図は、こちらからダウンロードできます。試しに使用してみてください。

過去記事
第1回目、Googleスケッチアップのインストール

プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



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