ファイルをダウンロードさせていただくと、ビティの種類毎、そして幅毎に素材がありますので、これらを並べていくだけで足場の3D図面を作成することができます。
建設ブロガーに憧れて・・「現場に足場を設置してみた・・」
http://plaza.rakuten.co.jp/kotetsu39/diary/200907260000/
現場にとっては、ありがたいことです。
※8/9に法令対策として幅木とメッシュシートを追加されています
建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。
土木現場でも有効に利用することができるフリーの三次元CADソフト「Googleスケッチアップ」の簡単な使い方を不定期更新で連載しています。
第3回目、プッシュ/プルを使って橋脚を描く
前回インポートした構造図を利用して、下記のような橋脚を書いて行きたいと思います。
1.「線」機能を利用して「面」を作成
左から2番目の「線」アイコンをクリックし、平面図の梁部分(6000mm×20000mm)の端部を4点クリックし四角を描きます。
四角をつなぎ終わると、白く「面」が自動的にできるのが分かるでしょう。
SketchUpの場合、このように線を閉じると自動的に「面」が形成されます。
2.作成した「線」「面」の削除
次に長方形アイコンを利用して、同じように梁部分の面を描きますので、先ほど描いた面を削除します。
一番左側にある「選択」アイコンにて、線や面を一つずつ選択削除(デリートキー)でも良いですし、シフトキーを押しながら複数選択してから削除でも構いません。
左から7番目にある「消しゴム」でも削除することができます。
さらに、AutoCADと同様に、「選択」画面で、左側クリックしながら右側に四角をつくると、含まれるオブジェクトが選択され、右側から左側に四角をつくると、交差するオブジェクトが選択されます。
3.「長方形」機能を利用して「面」を作成
今度は、左から3番目にある長方形アイコンを利用して、1と同様に梁部分を四角で描きます。端部を2点選択すれば四角が描かれ、自動的に「面」も作成されます。
4.プッシュプルを利用して高さを持たせる
左から10番目にある、「プッシュ/プル」機能をクリックし、先ほど作成した面を選択します。その後、マウスを上部へ動かすと、柱が伸びていくのが分かるでしょう。
そのまま適当にクリックすれば確定されますが、今回は正確に描きますので、伸ばした状態で、高さ「13900」を入力します(そのまま数字を打ち込んで構いません)。
次に、底部を同じように選択し、上部へ縮めます。
寸法は、「12400」を入力すると、以下のように梁が宙に浮きます。
5.柱とフーチングを描く
同じ作業を繰り返して、柱とフーチングを描きます。
柱:10400〜3000
フーチング:3000〜0
ここまでのスケッチアップファイルをダウンロード
6.梁と柱を「線」で結び、面を作成
柱と梁の間を4面、「線」機能で端部同士を結びます。
これで、大まかですが橋脚の完成です。数分の作業でここまで描くことができるとお分かりでしょう。
ここまでのスケッチアップファイルをダウンロード
「土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門」過去記事
第1回目、Googleスケッチアップのインストール
第2回目、AutoCADの平面図ファイルをインポート
土木現場でも有効に利用することができるフリーの三次元CADソフト「Googleスケッチアップ」の簡単な使い方を不定期更新でご紹介しています。
第2回目、AutoCADの平面図ファイルをインポート
土木工事の場合は通常、平面図があるため、この平面図をSketchUpの平面(床の部分)に取り込み、その上をなぞって構造物を書くと簡単に3次元モデルを寸法通りに書くことができます。
土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門、第2回目の今回は、AutoCAD図面ファイルをインポートする方法を紹介します。
ツールバーの「ファイル」→「インポート」を選択し、ファイルの種類を「ACAD Files (*.dwg,*.dxf)を選択します。
後は、取り込むAutoCADやDXFのファイルを指定するだけです。
これで、床の部分に図面が取り込まれますが、尺度があっていない場合があるので、尺度の確認及び変更が必要です。
ツールバーの左から8番目にある「メジャー」をクリックし、寸法を確認することができる2点をクリックします。
今回の場合、10500mm(10.5m)の部分が、右下の寸法値を見ると、105000mmになっているのがわかります。
ここで、ステータスバー(下側)を見ると、「モデルのサイズを変更するための値を入力してください。」と表示されていますので、「10500」と入力し、エンターを押します。
「モデルのサイズを変更しますか?」と聞いてきますので、「はい」をクリックすると、尺度が確定されます。他の寸法もメジャーで計測し、誤差がないかを確認すると良いでしょう。
次回は、この平面図から橋脚を簡単に書いてみたいと思います。
今回使用した構造図は、こちらからダウンロードできます。試しに使用してみてください。
過去記事
第1回目、Googleスケッチアップのインストール