現場主義(建設現場情報サイト)

建設業に携わる人間として、現場主義をモットーに
現場に役立つ情報(品質・環境・安全・ISO・DX・iCon・IT・ICT・CALSなど)を中心に、様々なことを発信しています。

 ├SketchUp

【SketchUp入門】土木技術者のためのGoogleスケッチアップ入門(1.インストール)

土木現場でも有効に利用することができるフリーの三次元CADソフト「Googleスケッチアップ」ですが、今回から不定期更新で、簡単な使い方をご紹介します。

第1回目、Googleスケッチアップのインストール

無料の3DCADソフト「GoogleSketchUp」は現在Ver6(09.3.4現在)で、
有料版の「Google SketchUp Pro 6」と「Google SketchUp 6 (無料版)」があり、
http://sketchup.google.com/intl/ja/
からダウンロードすることができます。
ダウンロードページダウンロード

もちろん、無料版でも十分な機能が備わっていますので、無料版をダウンロードし、インストールします。
ダウンロードしたセットアップファイルを実行させると(ウィルススキャンを忘れずに)、インストールが始まり、下記のようなアイコンがデスクトップに作成されます。
インストールアイコン
インストール最後にある、Googleツールバーのインストールなどは必要ありませんので、チェックを外すと良いでしょう。

さっそく、アイコンをダブルクリックして、ソフトを起動してみます。
最初に、デフォルトの設定が表示されますので、単位を「メートル ミリメートル」に設定しておくと良いでしょう(後でも変更が可能です)。

下記の様な画面が表示されますので、左から2番目の「線」アイコンをクリックして、適当に線を書いてみましょう。
TS000358.jpg線
また、書いた線上にマウスを持って行くと、AutoCADのオブジェクトスナップのように端点や中点などが表示されます。

マウスのホイールを押しながら(ドラッグ)動かすと、表示がマウスの動きに従って3次元に変わります(オービット)。また、ホイールを回すとズームアップ・ズームダウン、シフトキーを押しながらマウスのホイールを押して動かすと、画面の移動(パン表示)を行うことができます。
(オービット:ホイールをドラッグ)
オービット
(ズーム:ホイールを回転、パン表示:シフトキーを押しながらホイールをドラッグ)
ズームパン表示
しばらく色々書いたり動かしたりして、どのような動きをするか慣れると良いでしょう。
特に、ズームやオービットはホイールを回すorドラッグ位置により、動き方が変わります。

次回は、「AutoCADの平面図ファイルをインポート」して、簡単な橋脚を書いてみます。

【SketchUp】「フォローミー」機能でトンネルを描画

Googleスケッチアップのフォローミー機能をご紹介します。

この機能を利用すると、通常直線上に断面を伸ばすことができる「プッシュ/プル」をあるライン上で動かすことができます。

例として、トンネルの線形を簡単に書いてみました。

1.適当にトンネル断面を書きます。
フォローミー
2.トンネルの線形を3次元で書きます(適当に書いていますので、カーブも適当です)
フォローミー
3.トンネル断面を線形のスタートに移動します
フォローミーフォローミー
4.「ツール」→「フォローミー」をクリックし、トンネル断面を選択して移動すると、断面が線形なりに伸びていきます。
フォローミーフォローミー
5.完成
フォローミーフォローミー
トンネル内部に入ることができます。また、着色することにより、雰囲気を出すことも簡単です。
フォローミーフォローミー
ここまでの作業は3分もかかりませんでした。このフォローミー機能をうまく利用することで、複雑な構造物も簡単に書くことができます。
プロフィール

山政睦実

建設業に携わり、現場の支援業務を行っています。
現場主義は、なるべく過去記事も整理しておりますが、古い内容が記載されている場合もございますので、確認をお願いいたします。

Since 2004.11.30



建設的iPad活用
スケッチアップ入門

Comments
記事検索
Rakuten

Pitta
月別アーカイブ
  • ライブドアブログ